クレジット契約や分割払いのしくみを調べていると、よく出てくるのが「アドオン方式」です。
一見むずかしそうに見えますが、仕組みを知れば返済計画を立てやすくなります。
この記事では、クレジットの専門家としてアドオン方式をやさしく解説します。
アドオン方式の基本:どんな計算方法?
アドオン方式(Add-on System)とは、元金(借りた金額)に対して、利率と支払回数を掛けて利息総額を求める計算方法です。
その後、「元金+利息の総額」を支払回数で割って、毎月の返済額を決めるという仕組みで、多くのクレジット契約の計算基礎として使われてきました。
▼ 計算式(シンプル版)
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利息額 = 元金 × アドオン率(利率) × 支払回数
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毎月の支払い =(元金 + 利息額)÷ 支払回数
このように利息が最初から固定されるため、毎月同じ金額を返済するのが特徴です。
具体例でイメージするアドオン方式
たとえば、10万円の商品をアドオン率 1.5%、支払回数 12回 で契約した場合:
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利息額
10万円 × 1.5% × 12回 = 18,000円 -
総支払額
100,000円 + 18,000円 = 118,000円 -
毎月の支払額
118,000円 ÷ 12回 = 9,833円
このように、あらかじめ利息が “全部” 計算される仕組みのため、
元金が減っても利息は減りません。これがアドオン方式の大きな特徴です。
アドオン方式のメリット・デメリット
● メリット
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計算が非常にシンプル
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返済額が毎月一定で、家計管理がしやすい
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初心者でも返済総額が理解しやすい
● デメリット
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元利均等方式より実質年率(APR)が高く見えることが多い
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元金が減っても利息は減らない
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実質的には割高になる契約もある
アドオン方式はどんなときに使われる?
現在のクレジットカードの一般的なリボ払い・分割払いは「実質年率」を用いた方式が主流です。
しかし、アドオン方式は以下の場面で今も理解が必要になるケースがあります。
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一部のショッピングローン
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家電量販店の旧来型分割払い
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信販会社の特定の支払計画説明
特に、「総支払額が決まっているローン」ではアドオン方式が利用されることがあります。
まとめ:アドオン方式は“最初に利息を全部決める”計算方法
アドオン方式は、
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元金 × 利率 × 回数で利息を算出
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元金+利息を回数で割るだけ
という、とてもシンプルな返済計算です。
ただし、実質的に割高になることがあるため、契約前には必ず総支払額を確認しましょう。
支払計画を理解したうえで、より自分に合ったクレジット契約を選ぶことが大切です。
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