イシュイング(Issuing)とは

イシュイング(Issuing)とは?クレジットカード発行の仕組みを専門家が解説

クレジットカードの仕組みを理解するうえで欠かせない専門用語が「イシュイング」です。

日常であまり耳にしませんが、カードの審査や発行プロセスに密接に関係しています。

本記事では、クレジット分野の専門家として、イシュイングの意味と役割をわかりやすく紹介します。

イシュイング(Issuing)の基本|カードを“発行する”業務のこと

イシュイングとは、カード発行会社(Issuer)がカード会員にクレジットカードを発行する業務のことです。

カードがあなたの手元に届くまでには、以下のようなプロセスがすべて含まれます:

  • 申込受付

  • 本人確認

  • 信用情報のチェック(審査)

  • 利用限度額の設定

  • カード本体の制作

  • 発送

これらの一連の工程をまとめて「イシュイング業務」と呼びます。

クレジットカードを申し込んだ際、
「審査中」「カードを発行準備中」といったステータスが表示されることがありますが、まさにこれがイシュイングのプロセスそのものです。

イシュイングを担当するのは“イシュアー”(Issuer)

イシュイング業務を担うのは、カード発行会社である イシュアー です。

代表的なイシュアー

  • 三井住友カード

  • 楽天カード

  • JCB

  • セゾンカード

  • イオンカード

イシュイングは“カードの入口”に関わる重要な仕事で、カードを安心して使えるようにする土台づくりでもあります。

イシュイング業務の流れをわかりやすく解説

初心者にも理解しやすいよう、カード申し込みから発行までの流れをステップ形式でまとめました。

① カード申込の受付

Web・店頭・郵送などから申込が行われ、イシュアーに情報が届きます。

② 本人確認と信用情報のチェック

  • 氏名・住所などの本人確認

  • 信用情報機関(CICなど)での信用情報照会

  • 年収や勤務先の確認

これらをもとに、カード発行が適切かどうかを判断します。

③ 審査結果の決定

審査に通過すれば、

  • 利用限度額

  • キャッシング枠

  • 付帯サービス

が設定されます。

審査に落ちた場合の通知も、この段階で行われます。

④ カードの制作と発送

カード券面を印刷し、ICチップを搭載したうえで利用者へ送付。
ここまでがイシュイングの一連の流れです。

イシュイングと「アクワイアリング」の違い

クレジット業界には似た用語が多いですが、混同されやすいのが「アクワイアリング」です。

用語 意味
イシュイング(Issuing) カード発行業務(利用者側)
アクワイアリング(Acquiring) 加盟店契約業務(店舗側)

つまり、
イシュイングは利用者にカードを届ける業務で、
アクワイアリングはお店がカード決済を受けられるようにする業務です。

シンプルに言えば、

  • イシュイング=カードの「入口」

  • アクワイアリング=決済の「出口」
    と覚えると理解しやすいです。

 

イシュイングを理解するとカード選びがもっとラクになる理由

クレジットカードの特徴や審査基準は、イシュアーの方針によって大きく変わります。
つまり、イシュイングを理解しておくと以下のメリットがあります。

  • 「審査に通るかどうか」を予測しやすい

  • どのカードが自分に合うか判断しやすい

  • 発行スピードの違いがわかる

  • ポイント還元やサービス内容の理解が深まる

特に、楽天カードや三井住友カードのように発行スピードの早いイシュアーはイシュイング体制が強い傾向があります。

まとめ|イシュイングはクレジットカードのスタート地点

イシュイングとは、カード発行会社がカード会員にクレジットカードを発行する業務の総称です。
申込から審査、カードの発送までが含まれ、カード利用の最初のステップを担っています。

クレジットカードをより賢く選びたいなら、
イシュイング=発行業務の質
にもぜひ注目してみてください。

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