「エアバッグ割引」という言葉を、自動車保険の説明や見積もりサイトで目にしたことはありませんか?
自動車の安全装備に応じて保険料を割り引く制度の一つで、うまく使えば保険料を抑えつつ安心も得られる仕組みです。
この記事では、エアバッグ割引とは何か、対象となる補償内容、関連する「ABS割引」との違いなどを初心者にもわかりやすく解説します。
✅ エアバッグ割引とは?
**エアバッグ割引(えあばっぐわりびき)**とは、エアバッグが装備されている自動車に対して、保険料を割り引く制度です。
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エアバッグは事故時に乗員を保護する装置で、ケガのリスクを減らせます。
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保険会社は、事故の際の傷害リスクが下がると見込んで、保険料を安く設定します。
✅ どんな保険が割引の対象になる?
エアバッグ割引の対象となるのは、主に搭乗者や自分のケガを補償する保険です。
✅ 代表的な対象
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搭乗者傷害保険
→ 事故で搭乗者が死傷した場合の保険金を支払う -
人身傷害保険
→ 自動車事故での自分や家族のケガ・死亡を包括的に補償 -
自損事故傷害特約
→ 相手のいない単独事故などで自分がケガをした場合を補償
✅ どうして割引が適用されるの?
エアバッグは事故時の乗員保護を目的とした安全装置です。
実際にエアバッグ装着車のほうが、正面衝突などでの重傷率が低いことが統計で示されています。
✅ ポイント
「ケガのリスクが低い=保険金の支払いリスクも低い」
→ その分、保険料を割り引くことが可能になる仕組みです。
✅ 具体的なイメージ例
例)同じ車両保険プランを契約するとき
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エアバッグなしの車:搭乗者傷害保険料 5,000円
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エアバッグありの車:搭乗者傷害保険料 4,500円(エアバッグ割引適用)
※割引率や金額は保険会社ごとに異なります。
✅ 関連用語:ABS割引とは?
「エアバッグ割引」とあわせて、保険見積もりでよく見かけるのが「ABS割引」です。
◯ ABSとは?
**ABS(アンチロック・ブレーキング・システム)**は、急ブレーキ時にタイヤがロックして滑るのを防ぐ装置。
コンピュータ制御でブレーキ油圧を調整し、ハンドル操作を保ちやすくします。
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事故の回避性能が向上
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特に雨や雪などの滑りやすい路面で有効
◯ ABS割引の対象保険
ABS割引は、以下の保険料に適用されることが一般的です。
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対人賠償保険
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対物賠償保険
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搭乗者傷害保険
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人身傷害保険
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自損事故傷害特約
✅ ポイント
ABSによる事故回避性能の向上 → 事故率が下がる → 保険料を割引できる
✅ エアバッグ割引・ABS割引を活用するコツ
✅ 新しい車を買ったら装備をチェック
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ほとんどの現行車にはエアバッグやABSが標準装備
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でも中古車では装備有無が分かれるケースも
✅ 見積もり時に必ず申告
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装備を申告しないと割引が適用されないことも
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ネット見積もりでも「装備の有無」を入力する項目がある
✅ 保険会社によって割引内容が違う
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割引率や対象補償が微妙に異なる
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比較すると数千円の保険料差になる場合も
✅ まとめ
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エアバッグ割引とは
→ エアバッグ装備車両の保険料を割引する仕組み -
対象となる保険
→ 搭乗者傷害保険、人身傷害保険、自損事故傷害特約 -
理由
→ 乗員の傷害リスクが下がるため、保険金支払いリスクも下がる -
関連する割引
→ ABS割引(事故回避性能向上で保険料を割引) -
ポイント
→ 車の装備をきちんと申告して、保険料をしっかり節約!
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