両建て/スクエアとは

両建て/スクエアとは何か|FX初心者が混乱しやすい取引状態を正しく理解する

FX取引では、買いと売りの両方からエントリーできるという特徴があります。
そのため、初心者の方が最初につまずきやすいのが「両建て」や「スクエア」という考え方です。
この記事では、FXの実務経験を踏まえ、両建てとスクエアの意味・使われ方・注意点をわかりやすく解説します。

両建てとは

両建てとは、同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に保有している状態を指します。
FXでは買い(ロング)からも売り(ショート)からも取引できるため、このような状態が可能になります。

たとえば、
・USD/JPYを買いで1万通貨保有
・同時にUSD/JPYを売りで1万通貨保有

この状態が「両建て」です。

両建ての特徴と仕組み

両建てを行うと、為替レートが上下しても、
一方のポジションの損益をもう一方が打ち消す形になります。

そのため、一見すると
「損失を止められる安全な取引」
のように見えることがありますが、実際には注意が必要です。

・スプレッドは両方に発生する
・スワップポイントが不利になる場合がある
・証拠金を余分に拘束される

このように、コスト面では不利になりやすい取引方法です。

スクエアとは

スクエアとは、売りと買いのポジションが均衡している状態を指します。
主に次の2つの意味で使われます。

・同一通貨ペアの売りと買いを同数量保有している状態
・ポジションをすべて決済し、何も持っていない状態

特にFXの現場では、
「ポジションを持っていない状態=スクエア」
という意味で使われることが多いです。

取引シーンでの具体例

たとえば、重要な米国経済指標(雇用統計など)の発表前に、
相場の急変動を避けるために一時的にポジションを解消する場合、

・すべて決済してスクエアにする
・もしくは意図的に両建てにして様子を見る

といった判断が行われることがあります。

ただし、初心者が安易に両建てを使うと、
取引が複雑になり、損失の原因になりやすいため注意が必要です。

両建てを使う際の注意点

FX初心者が特に気をつけたいポイントは以下です。

・損失が消えるわけではない
・決済タイミングが難しくなる
・国内FX業者では推奨されていないことが多い

日本のFX会社の多くは、
「両建てはリスク管理手法ではない」
と明確に注意喚起しています。

FX初心者へのアドバイス

FXを始めたばかりの方は、
無理に両建てを使う必要はありません。

・損切りルールを決める
・ポジション量を抑える
・スクエアで様子を見る判断を覚える

こうした基本的なリスク管理のほうが、
長期的には安定したトレードにつながります。

まとめ

両建てとは、同一通貨ペアの買いと売りを同時に保有する状態です。
スクエアとは、売りと買いが均衡している、またはポジションを持っていない状態を指します。
仕組みを正しく理解しないまま使うと、思わぬコストや損失につながるため注意が必要です。

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