FXや株式取引を始めると、「内出来(うちでき)」という言葉を目にすることがあります。
思った数量すべてが一度に約定しない状況に、戸惑った経験がある方も多いでしょう。
この記事では、内出来の意味や仕組みを、FXの取引経験を踏まえてわかりやすく解説します。
内出来(うちでき)の基本的な意味
内出来とは、発注した注文のうち、一部だけが約定することを指します。
たとえば、
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1,000株の買い注文を出した
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市場で成立したのは400株のみ
この場合、400株分が内出来となり、残りの600株は未約定のまま注文として残ります。
内出来は、注文が失敗したわけではなく、市場の状況によって一部だけ成立した状態です。
なぜ内出来が発生するのか
内出来が起こる主な理由は、市場の流動性にあります。
内出来が発生しやすい状況
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取引量が少ない銘柄
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注文数量が多い場合
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指値注文で価格条件が厳しい場合
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相場が急変しているタイミング
市場に「売りたい人」「買いたい人」が十分にいないと、注文数量すべてを一度に成立させることができません。
FX取引における内出来の考え方
FXでも、内出来に近い現象が起こることがあります。
FXでの具体例
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大口注文を出した
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相場が急変している
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一部の数量だけが先に約定した
特に、
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重要経済指標の発表時
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流動性が低下する早朝や年末年始
こうした場面では、希望数量すべてが同時に約定しないことがあります。
内出来が与える影響と注意点
内出来が発生すると、取引管理が少し複雑になります。
注意すべきポイント
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想定していたポジション量と実際の保有量が異なる
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一部約定分だけ先に損益が動き出す
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残りの未約定分が後から成立、または失効する可能性がある
FX初心者の方は、
「全部約定したつもりでリスク管理をしてしまう」
というミスをしがちなので注意が必要です。
内出来を前提にした取引のコツ
FXや株式取引では、内出来を完全に避けることはできません。
そのため、内出来を前提とした取引設計が重要です。
実務経験からのアドバイス
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注文後は必ず約定数量を確認する
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ロスカットや損切りは約定済み数量ベースで設定する
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流動性の高い時間帯を選ぶ
特にFX初心者は、取引数量を抑え、約定状況をこまめに確認する習慣をつけましょう。
まとめ:内出来は珍しい現象ではない
内出来について、重要なポイントを整理します。
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内出来とは、注文の一部だけが約定すること
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市場の流動性や注文条件によって発生する
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FXでも相場急変時などに起こり得る
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約定数量を正確に把握することがリスク管理の基本
内出来は決して異常なことではありません。
仕組みを理解しておけば、落ち着いて対応でき、無駄な損失も防げます。
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