引受保険会社(ひきうけほけんかいしゃ)とは、生命保険や損害保険などの保険商品を引き受け、保険料の運用や保険金の支払いを行う会社のことです。
わかりやすくいえば、私たちが普段「保険会社」と呼んでいる存在が「引受保険会社」にあたります。
引受保険会社の基本的な役割
引受保険会社には、大きく分けて次のような役割があります。
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保険契約の引き受け
契約者が申し込んだ保険を審査し、リスクに応じて契約を引き受けるかどうかを判断します。 -
保険料の運用
契約者から集めた保険料を株式や債券などで運用し、将来の保険金支払いに備えます。 -
保険金の支払い
契約で定められた保険事故(死亡・病気・事故など)が起こったときに、保険金や給付金を支払います。
「代理店」や「保険募集人」との違い
引受保険会社は「実際に保険を引き受け、保険金を支払う会社」です。
一方で、保険の販売や契約手続きを担うのは「保険代理店」や「保険募集人」と呼ばれる存在です。
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引受保険会社:契約の引き受け、保険料運用、保険金支払いを行う
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保険代理店・募集人:保険商品をお客さまに紹介・販売する窓口
👉 たとえば、保険ショップで保険に加入した場合、契約先は「引受保険会社」であり、ショップは契約手続きをサポートする「代理店」という立場になります。
引受保険会社の具体例
日本で代表的な引受保険会社には次のようなものがあります。
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生命保険会社:日本生命、第一生命、明治安田生命 など
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損害保険会社:東京海上日動火災、三井住友海上、損保ジャパン など
私たちが加入する医療保険や自動車保険、火災保険といった商品は、いずれもこれらの引受保険会社によって運営されています。
まとめ
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引受保険会社とは、保険契約を引き受け、保険料の運用や保険金の支払いを担う会社のこと。
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いわゆる「保険会社」を指す言葉であり、保険代理店や募集人とは役割が異なる。
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日本には生命保険会社や損害保険会社など、さまざまな引受保険会社が存在する。
保険に加入するとき、「どの保険会社の商品なのか」を意識することはとても重要です。安心して契約を続けるためにも、引受保険会社の健全性や信頼性を確認しておくとよいでしょう。
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