掛取引とは

掛取引とは?仕訳例やメリット・デメリット、適正な割合をわかりやすく解説

会社経営や経理担当者の方にとって、掛取引(かけとりひき)はビジネスの基本です。

しかし「後払いってどういうこと?」「仕訳はどうするの?」と悩む方も少なくありません。

この記事では、掛取引の基本から、仕訳例、メリット・デメリット、さらに健全な掛取引の割合まで、初心者にもわかりやすく解説します。

1. 掛取引とは?

掛取引とは、商品やサービスを受け取った時点では代金を支払わず、あらかじめ定められた期日までにまとめて支払う取引のことです。

個人に置き換えると、クレジットカード払いに近いイメージです。しかし、会社間取引ではクレジット会社を介さず、直接売り手と買い手の間で後払いを行います。

関連用語としては以下があります。

  • 売掛金:売り手側が請求できる金額

  • 買掛金:買い手側が支払う金額

 

2. 掛取引の流れ

売り手側を例にすると、基本の流れは以下の通りです。

  1. 契約を締結する
    取引期間や支払期日を決めます。契約書を作らない場合もあります。

  2. 商品やサービスを提供する
    期間内の取引を記録します(例:1か月単位)。

  3. 支払期日までに代金を受け取る
    売り手は請求書を発行し、期日に銀行振込などで代金を回収します。

具体例

  • 期間:4月1日~4月30日

  • 支払期日:翌月25日

  • 取引内容:4月7日に3,000円、4月21日に5,000円

  • 合計:8,000円

 

3. 掛取引のメリット・デメリット

メリット

  1. 代金精算の回数が減る
    取引ごとに支払う現金取引と比べ、精算はまとめて1回で済みます。銀行手数料も節約可能です。

  2. 書類発行の手間が少ない
    期間内の取引をまとめて請求できるため、請求書や領収書の発行回数が減ります。

  3. 買い手の資金負担が軽くなる
    支払期日までに代金を準備すればよいので、現金不足でも取引が可能です。

デメリット

  1. 管理の手間がかかる
    売掛金・買掛金の残高を常に把握しておく必要があります。

  2. 信用リスクがある
    売り手側は代金未回収の可能性があります。与信管理や債権保証サービスの活用が重要です。

 

4. 掛取引の仕訳例

売掛取引(売り手側)

  • 発生時

    借方:売掛金 8,000円
    貸方:売上 8,000円
  • 精算時(代金受領)

    借方:預金 8,000円
    貸方:売掛金 8,000円

買掛取引(買い手側)

  • 発生時

    借方:仕入 8,000円
    貸方:買掛金 8,000円
  • 精算時(代金支払)

    借方:買掛金 8,000円
    貸方:預金 8,000円

5. 掛取引の適正な割合

掛取引は便利ですが、信用リスク管理が重要です。
売上のうち掛取引の割合が大きくなりすぎると、代金回収のリスクが高まります。

  • 買い手の支払能力や取引実績を調査

  • 一定金額以上は現金精算に切り替え

  • 債権保証サービスを活用

これらを組み合わせることで、安全な掛取引を維持できます。

6. まとめ

掛取引は、会社間取引の基本であり、効率的な資金運用や取引管理に役立ちます。一方で、信用リスクや管理負担があるため、適切な管理と与信判断が重要です。

経理担当者や中小企業の経営者は、今回紹介した仕訳例や適正割合の考え方を参考に、掛取引を上手に活用してください。

さらに参照してください:

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