損保とは

損保とは?意味・特徴・主な種類をわかりやすく解説

損保(そんぽ)とは、「損害保険」の略称で、偶然の事故や災害によって生じた実際の損害額を補償する保険を指します。
生命保険が「人の生死や病気」に備えるのに対し、損保は物的損害や賠償責任など経済的損失を補うことが中心です。

損保の基本的な仕組み

損保は、契約者があらかじめ保険料を支払い、事故や災害などのトラブルが発生した場合に、実際に生じた損害額を保険金として受け取れる仕組みです。

  • 補償の対象:建物・車・家財・身体のケガ・他人への損害賠償など

  • 支払われる金額:実際の損害額(契約条件の範囲内)

 

主な損害保険の種類

損保には多くの種類があります。代表的なものを紹介します。

  1. 自動車保険
    交通事故による対人・対物賠償や、自分の車の損害を補償します。
    例:自損事故、他人へのケガ補償、車両保険など。

  2. 火災保険
    火災や落雷、風災、水災などによる建物や家財の損害を補償します。
    住宅ローン契約時に加入が求められることもあります。

  3. 地震保険
    地震や津波による建物・家財の損害を補償します。火災保険とセットで契約します。

  4. 傷害保険
    日常生活やレジャー中のケガによる入院・通院・死亡を補償します。

 

損保の特徴と生命保険との違い

項目 損保(損害保険) 生命保険
補償対象 モノの損害、賠償責任、ケガなど 人の生死や病気
支払基準 実際の損害額(限度額まで) 契約時に定めた保険金額
契約期間 1年など短期が多い 長期契約が多い

損保の必要性と事例

  • 自動車保険の例
    自分の車で追突事故を起こし、相手車両の修理費80万円と治療費30万円が発生。保険を利用して自己負担を大幅に軽減できた。

  • 火災保険の例
    台風で屋根が破損し修理費用が150万円かかったが、保険金で全額補償された。

 

まとめ

  • 損保=損害保険の略で、偶然の事故や災害による経済的損失を補う保険

  • 主な種類は自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険など

  • 実際の損害額を基準に補償するのが特徴

  • 生命保険とは補償対象や仕組みが異なる

日常生活や事業活動には、予期せぬ事故や災害がつきものです。
損保に加入しておくことで、もしもの時の経済的負担を大きく減らすことができます。

さらに参照してください:

損保協会とは?役割・事業内容をわかりやすく解説