株式投資の情報を見ていると必ず登場する「権利確定日(けんりかくていび)」。
一見するとFX(外国為替証拠金取引)とは無関係に思えますが、実際には株価指数・リスクオン/オフ・為替の値動きと密接につながっています。
この記事では、権利確定日の基本から、FXトレーダーが注意すべきポイントまでをわかりやすく解説します。
権利確定日とは何か?
権利確定日とは、配当金や株主優待などの株主権利を得られるかどうかが確定する日のことです。
この日に株主名簿に記載されている投資家が、正式に株主としての権利を取得します。
重要なのは、「権利確定日に株を買えば間に合うわけではない」という点です。
権利確定日と権利付最終日の関係
日本の株式市場では、株式の受け渡しにタイムラグがあります。
そのため、以下のスケジュールを正しく理解する必要があります。
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権利確定日:株主としての権利が確定する日
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権利付最終日:権利を得るために株を保有しておく必要がある最終売買日
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権利落ち日:権利付最終日の翌営業日
配当や株主優待を受け取りたい場合は、権利確定日の2営業日前である「権利付最終日」までに株式を購入し、保有していなければなりません。
なぜ権利確定日前後は相場が動きやすいのか?
権利確定日が近づくと、株式市場では以下のような動きが起こりやすくなります。
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配当取りを狙った買いが入る
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株価が一時的に上昇しやすい
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権利落ち日には反動で下落しやすい
この一連の流れは、日経平均株価やTOPIXにも影響し、結果として為替市場にも波及することがあります。
FXトレーダーが権利確定日を意識すべき理由
FXでは通貨ペアそのものを取引しますが、相場の背景には株式市場の動きが存在します。
たとえば、以下のようなシナリオです。
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日本株が配当期待で買われる
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株価上昇によりリスクオンの流れ
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円売りが進み、ドル円が上昇
逆に、権利確定日通過後は、
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株価が調整局面に入る
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投資家心理が一時的に冷える
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円が買われやすくなる
このように、権利確定日は為替の流れを読むヒントにもなります。
FXのスワップポイントと配当の違い
FX初心者が混同しやすいのが、株式の配当とFXのスワップポイントです。
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株式の配当:権利確定日に株主であることが条件
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FXのスワップポイント:ポジションを保有している日数に応じて発生
どちらも「保有して得られる利益」ですが、発生条件とリスクはまったく異なる点に注意が必要です。
権利確定日前後のFX取引での注意点
権利確定日をまたぐタイミングでは、以下の点に注意しましょう。
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株価上昇=必ず円安とは限らない
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一時的な需給による値動きが多い
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レバレッジをかけすぎない
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損切りラインを事前に決めておく
特に短期トレードでは、思惑と逆方向に一時的に動くことも珍しくありません。
まとめ|権利確定日は相場の流れを読む重要な手がかり
権利確定日は、単なる株式用語ではなく、
「なぜこの時期に相場が動くのか」を理解するための重要なポイントです。
FXで安定した取引を行うためには、
経済指標だけでなく、株式市場の制度やカレンダー要因にも目を向けることが欠かせません。
こうした知識を積み重ねることで、
より根拠のあるFXトレード判断ができるようになります。
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