無認可共済とは

無認可共済とは?認可共済との違いや過去の問題点をわかりやすく解説

「共済」という言葉は耳にするけれど、無認可共済(むにんかきょうさい)と聞くと「なんだか怪しいもの?」と不安になる方も多いかもしれません。

共済は、組合員や会員が掛金を出し合い、万一のときに助け合う仕組みです。その中でも、法律の規制や監督官庁の管理を受けていない共済が「無認可共済」と呼ばれていました。

本記事では、無認可共済の意味や認可共済との違い、過去に起きたトラブルと法改正による対応について、わかりやすく解説します。

無認可共済とは?

無認可共済とは、保険業法や特別な法律に基づかず、監督官庁の管理を受けていない共済のことです。

  • JA共済、全労済、CO-OP共済などは「認可共済」

  • それに対して、法律の根拠を持たない共済が「無認可共済」

という関係になります。

無認可共済は、仕組みそのものは「助け合い」を目的としていますが、法律のルールに基づいていないため、契約者保護が不十分だったのです。

無認可共済で起きたトラブル

無認可共済は法律の規制を受けないため、過去には次のような問題が多く発生しました。

  • マルチ商法のような強引な勧誘

  • 契約者への十分な情報開示がない

  • 万一のときに給付金が支払われないトラブル

たとえば「少ない掛金で大きな保障を受けられる」と勧誘されたのに、実際には給付が受けられないケースが社会問題となりました。

法改正による対応(2006年以降)

こうした問題を受け、2006年(平成18年)の**「保険業法等の一部を改正する法律」**により、無認可共済にも契約者保護ルールが導入されました。

  • 無認可共済は原則として保険業法の規定が適用

  • 2年間の移行期間を設け、次のいずれかに移行することが義務化

    • 保険会社

    • 少額短期保険業者

この法改正により、利用者の安全性や契約者保護が強化されました。

認可共済との違い

項目 認可共済 無認可共済
根拠法 JA共済法、生協法など なし
監督官庁 農林水産省、厚生労働省など なし
契約者保護 法律に基づく 不十分(2006年改正で対応)
信頼性 高い 過去にトラブル多数

まとめ

  • 無認可共済とは、法律の規制や監督を受けない共済のこと

  • 過去には強引な勧誘や給付金不払いなどのトラブルが発生

  • 2006年の法改正により、保険業法の適用を受けることになった

  • 現在では、保険会社や少額短期保険業者として移行が進み、契約者保護が強化されている

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