FXを中心に取引している方でも、
「決算発表で経常利益が増えた・減ったとニュースで見るけど、正直よく分からない」
と感じたことはないでしょうか。
実は経常利益は、株式市場だけでなく為替相場にも影響を与える重要な指標です。
この記事では、経常利益の意味から計算方法、FXとの関係までをわかりやすく解説します。
経常利益とは何か?
経常利益(けいじょうりえき)とは、
企業が通常の事業活動を通じて、どれくらい安定して利益を出しているかを示す指標です。
計算式は以下のとおりです。
営業利益
+ 営業外収益
− 営業外費用
= 経常利益
つまり、本業の儲けだけでなく、
企業が日常的に得ている収益と支払っている費用を加味した利益といえます。
営業利益との違いを簡単に理解する
FX初心者にも分かりやすく整理すると、
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営業利益:本業だけの儲け
-
経常利益:本業+日常的な副収入・費用を含めた儲け
というイメージです。
たとえば、製造業の会社が
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製品の販売で利益を出す(本業)
-
保有している不動産から家賃収入を得る(営業外収益)
-
借入金の利息を支払う(営業外費用)
このすべてを反映した結果が経常利益になります。
経常利益が「安定性」を示す理由
経常利益が重視される理由は、
毎年どれくらい安定して稼げる企業なのかが分かるからです。
経常利益には、次のような「一時的な損益」は含まれません。
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災害による特別損失(地震・台風など)
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土地や有価証券の売却益
-
特別な補助金や保険金
そのため、
企業の実力を測る指標として信頼性が高いとされています。
FXと経常利益の意外な関係
「経常利益は株の話で、FXには関係ない」と思われがちですが、実際はそうではありません。
日本株と円相場の関係
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日本企業の経常利益が好調
→ 株価上昇
→ 海外投資家の日本株買い
→ 円買いが入りやすい
このように、企業業績 → 株価 → 為替という流れが生じることがあります。
特に、
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輸出企業
-
大型株
-
日経平均採用銘柄
の経常利益は、ドル円(USD/JPY)やクロス円の動きに影響するケースも少なくありません。
実際の相場シーンでの見方
たとえば、決算シーズンに
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大手製造業の経常利益が市場予想を大きく上回る
-
日経平均が上昇
-
リスクオンの流れが強まる
このような状況では、
円安方向に相場が動きやすくなることがあります。
FXトレーダーとしては、
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経常利益の増減
-
市場予想との乖離
-
株価指数の反応
をセットで確認するのがおすすめです。
注意点|経常利益だけで判断しない
経常利益は重要な指標ですが、万能ではありません。
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為替の影響を強く受ける企業もある
-
一時的な円安・円高で数字が膨らむことがある
-
将来の成長性までは分からない
そのため、
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売上高
-
営業利益
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キャッシュフロー
など、他の指標と併せて見ることが大切です。
FX初心者が押さえておきたいポイント
FX初心者の方は、次の点だけ覚えておけば十分です。
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経常利益=企業の安定した稼ぐ力
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決算ニュースは為替にも影響することがある
-
特に日本企業の好業績は円相場に注目
これを意識するだけで、
ファンダメンタルズを意識したFXトレードに一歩近づきます。
まとめ|経常利益は相場の流れを読むヒントになる
経常利益は、
-
企業の安定した収益力を示す指標
-
株式市場で特に重視される数字
-
為替相場にも間接的な影響を与える要素
です。
FXトレーダーであっても、
決算ニュースや経常利益の動向を理解しておくことで、相場全体の流れが見えやすくなります。
テクニカル分析に加えて、
こうした基本的な企業指標も取り入れることで、
より納得感のあるFXトレードができるようになるでしょう。
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