自動車保険の補償内容を見ているときに「シートベルト装着特別保険金」という言葉を見かけたことはありませんか?
これは、搭乗者がシートベルトを正しく装着していた場合に、死亡保険金が上乗せされる特別な補償です。
初心者の方にもわかりやすく、この保険金の仕組みや特徴、注意点について解説していきます。
✅シートベルト装着特別保険金の基本情報
**読み方:**しーとべるとそうちゃくとくべつほけんきん
**別名:**座席ベルト装着者特別保険金
この保険金は、**「搭乗者傷害保険」**に付帯されることのある特別な補償です。
🔹どんなときに支払われるの?
交通事故で車に同乗していた人(被保険者)がシートベルトを着用していたにもかかわらず死亡した場合、本来の死亡保険金に上乗せして支払われるのが、このシートベルト装着特別保険金です。
💰具体的な支払例
たとえば以下のようなケースを考えてみましょう。
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契約している搭乗者傷害保険の死亡保険金:1,000万円
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被保険者は事故当時、シートベルトを着用
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事故により死亡
この場合、通常の死亡保険金1,000万円に加えて、
**死亡保険金の30%(300万円)**が「シートベルト装着特別保険金」として上乗せされ、
合計1,300万円が遺族に支払われます。
📌ただし、上乗せされる金額は最大300万円までと決まっているため、
たとえば死亡保険金が2,000万円だった場合も、加算額は300万円が上限です。
🔎なぜこんな補償があるの?
この特別保険金がある背景には、シートベルトの着用を促進する目的があります。
交通事故時の致命傷を防ぐためにシートベルトの着用は非常に重要ですが、依然として未装着による死亡事故は後を絶ちません。
そのため、保険会社は安全運転への貢献度を評価し、シートベルト装着者に対して手厚い補償を用意しています。
⚠️注意しておきたいポイント
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自動的に付帯されるとは限らない
保険商品によっては、オプション(特約)扱いの場合があります。契約時に必ず確認しましょう。 -
シートベルト非装着では支払われない
事故当時にシートベルトをしていなかった場合は、この保険金は支払われません。 -
上限額がある
加算される金額は死亡保険金の30%以内、かつ最大300万円までというルールがあります。
📝まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
保険金名 | シートベルト装着特別保険金 |
対象保険 | 搭乗者傷害保険 |
条件 | シートベルト着用中に死亡した場合 |
加算内容 | 死亡保険金の30%、上限300万円 |
別名 | 座席ベルト装着者特別保険金 |
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