ステップ払込方式とは

ステップ払込方式とは?保険料が変動する仕組みと注意点をわかりやすく解説

「ステップ払込方式」という保険用語を耳にしたことはありますか?
これは、保険料の支払い方に特徴のある方式で、特に「定期保険特約付終身保険(ていきほけんとくやくつきしゅうしんほけん)」などで採用されています。

この記事では、ステップ払込方式の仕組みやメリット・デメリット、向いている人の特徴まで、初心者の方にもやさしく解説します。

ステップ払込方式とは?

ステップ払込方式(すてっぷはらいこみほうしき)」とは、保険加入から最初の一定期間(例:10年、15年)だけ保険料を安く設定し、その後に保険料が高くなる支払い方法のことです。

主に「定期付終身保険(ていきつきしゅうしんほけん)」の終身保険部分に適用されることが多く、
若いうちは保険料を抑えながら保障を確保したい方に選ばれています。

定期付終身保険ってなに?

ステップ払込方式を理解するには、「定期付終身保険」の仕組みも知っておきたいところです。

  • 終身保険(主契約):一生涯の死亡保障を確保できる

  • 定期保険(特約):一定期間だけ上乗せの保障をつけられる

つまり、「定期付終身保険」は、一生涯の保障をベースに、働き盛りの時期だけ保障を厚くする構成になっています。

ステップ払込方式の具体例

以下のようなケースを想像してみてください。

期間 月々の保険料 内容
加入から10年間 7,000円 若い時期は保険料が安め
11年目以降 12,000円 一定期間経過後に保険料が増加

最初の10年は支払いを抑えられますが、11年目以降はグンと保険料が上がる点が特徴です。

ステップ払込方式のメリット

✅ 若いうちは保険料が安く済む

社会人になりたての20〜30代など、収入が少ない時期でも手ごろな保険料で加入できるのが大きな魅力です。

✅ 保障は手厚く、一生涯の備えもできる

定期保険特約によって保障を厚くしつつ、終身保険で将来の死亡保障や相続対策にも対応可能です。

ステップ払込方式の注意点・デメリット

⚠️ 総支払額は高くなることが多い

ステップ払込方式は「最初の保険料が安い代わりに、後半で高くなる」ため、トータルで支払う金額は通常の均等払いより多くなるのが一般的です。

⚠️ 将来の負担増に備える必要あり

加入時は安くても、将来の保険料アップに家計が耐えられるかをよく考えることが必要です。

向いているのはこんな人

✅ 20〜30代の若年層で、今は保険料を抑えたいが将来的には安定収入が見込める方
✅ 子育て期など、一時的に保障を厚くしたい方
✅ 将来のライフプランに応じて柔軟な設計を考えたい方

まとめ|ステップ払込方式は「今の支払い」と「将来の負担」のバランスがカギ

ステップ払込方式は、「今は保険料を抑えたいけれど、保障はしっかり持ちたい」という方にとって魅力的な選択肢です。

ただし、将来的な支出増加も見据えて、「長期的な家計計画に無理がないか」をしっかり考えたうえで選びましょう。

さらに参照してください:

ステップ払込とは?保険料が変動する支払い方式をわかりやすく解説