セル・イン・メイとは

セル・イン・メイとは?意味・由来・FXトレードでの活かし方をわかりやすく解説

セル・イン・メイ(Sell in May)は、米国ウォール街で古くから語り継がれてきた有名な相場格言です。
株式市場の経験則として知られていますが、実は為替相場やFXトレードにもヒントを与えてくれます。
本記事では、セル・イン・メイの意味や背景を整理し、FX初心者でも実践に活かせる考え方を解説します。

セル・イン・メイ(Sell in May)とは

セル・イン・メイとは、
株は5月に売ったほうがよい
という考え方を示す、米国発祥の相場格言です。

正式な言い回しは、
“Sell in May, and go away, don’t come back until St Leger day.”
とされており、
「5月に株を売って市場から一旦離れ、9月半ば(セントレジャーデー)までは戻ってくるな」
という意味になります。

なぜ「5月に売る」と言われるのか

セル・イン・メイが意識される背景には、いくつかの市場要因があります。

ヘッジファンドや機関投資家の決算期

5月前後は、

  • ヘッジファンドの決算

  • 株主総会に向けたポジション調整

が重なりやすく、株式市場では利益確定売りが出やすい時期とされています。

米国経済指標が弱くなりやすい時期

春から初夏にかけては、

  • 景気指標が一服しやすい

  • 悪材料に市場が反応しやすい

といった傾向があり、株価が伸び悩むケースが見られます。

夏の長期休暇による市場参加者の減少

欧米では、夏に長期休暇を取る投資家が多く、
市場の流動性が低下しやすいのも特徴です。

流動性が下がると、

  • 値動きが不安定になる

  • 突発的なニュースで相場が大きく動く

といったリスクが高まります。

FX市場におけるセル・イン・メイの考え方

「セル・イン・メイは株の話で、FXには関係ないのでは?」
そう思う方もいるかもしれません。

しかし、株式市場のリスク回避姿勢は為替市場にも波及します。

為替相場への影響例

  • 株式市場が軟調

  • 投資家がリスクオフ姿勢に

  • 高金利通貨や株式関連通貨が売られる

  • 円や米ドルなどの安全資産が買われやすくなる

特に、クロス円(EUR/JPY、AUD/JPYなど)は影響を受けやすい傾向があります。

FXトレードでの具体的な活かし方

① 5月以降は「攻めすぎない」戦略を意識

5月から夏場にかけては、

  • トレンドが出にくい

  • ダマシが増えやすい

という特徴があります。

FX初心者の方は、

  • ロットを抑える

  • 利確・損切りを早めに設定する

など、守りを意識したトレードが有効です。

② アノマリーは補助的に使う

セル・イン・メイは、必ず当たるルールではありません。
そのため、

  • テクニカル分析

  • ファンダメンタルズ分析

  • 金融政策や経済指標

と組み合わせて判断することが重要です。

注意点|セル・イン・メイを鵜呑みにしない

相場格言には、以下のような注意点があります。

  • 年によっては夏場でも大きく上昇する

  • 中央銀行の政策変更で流れが一変する

  • FXはレバレッジ取引のため損失が拡大しやすい

「5月だから必ず下がる」
という思い込みは、むしろリスクになります。

まとめ|セル・イン・メイは相場環境を読むヒント

セル・イン・メイは、
市場参加者の行動や季節要因を反映した相場格言です。

FXトレードにおいても、

  • 株式市場の地合い

  • 投資家のリスク志向

  • 夏場の流動性低下

を意識することで、無理のないトレード判断ができるようになります。

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