生命保険や医療保険などのパンフレットで目にする「主契約(しゅけいやく)」という言葉。
なんとなく聞き覚えがあるけれど、詳しくはわからない……という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、主契約の意味や役割、特約との違い、加入時に注意すべきポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
✅ 主契約とは?|保険の“土台”になる基本部分
保険は、**「主契約」と「特約」**の2つを組み合わせて設計されるのが一般的です。
その中でも「主契約」とは、保険契約の基礎となる保障部分のこと。
言い換えれば、「この保険で何を保障するのか?」という本体部分を指します。
主契約の例:
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終身保険における「死亡保障」
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医療保険における「入院・手術保障」
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がん保険における「がん診断時の一時金」など
💡 特約とはどう違うの?
「特約(とくやく)」は、主契約にオプションとして自由に追加できる保障のことです。
主契約に付け加えることで、保障をより充実させたり、自分のニーズに合った補償内容にカスタマイズできます。
具体例で比較:
区分 | 内容 | 加入の自由度 |
---|---|---|
主契約 | 保険の基本保障(死亡、医療、がんなど) | 必須(主契約がないと保険は成立しない) |
特約 | 主契約に追加する補償(例:先進医療特約、通院特約など) | 任意(つけてもつけなくてもOK) |
🔁 主契約と特約の関係に注意!保障期間は異なる場合も
ここで注意しておきたいのが、主契約と特約の保障期間が異なるケースがあるということです。
たとえば:
✅ 主契約は「終身保険」で一生涯の保障
❗ でも特約(例:医療保障特約)は「10年更新型」で、一定期間ごとに保険料が上がる
このように、主契約が一生涯の保障であっても、特約は定期更新制のものが多く、更新のたびに保険料が高くなるのが一般的です。
🚫 特約だけでの契約はできない
特約はあくまで主契約に付随するものであり、特約単独で保険契約を結ぶことはできません。
主契約が満了または解約された場合、特約も自動的に終了します。
そのため、「必要な特約があるから残したい」という理由だけで契約を維持することはできない点に注意が必要です。
🎯 主契約の選び方|こんな人におすすめ
保険選びでは、まず自分が最も重視する保障内容を「主契約」として設定することが基本です。
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万が一の死亡保障が欲しい方 → 終身保険・定期保険が主契約になる
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入院・手術の医療費を備えたい方 → 医療保険が主契約になる
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がん診断時に一時金を受け取りたい方 → がん保険が主契約になる
そのうえで、自分に合った「特約」を必要に応じて追加していきましょう。
✅ まとめ:主契約は保険の「基本骨格」!土台を理解して安心の保障設計を
主契約とは、保険契約の基本部分を担う最も重要な構成要素です。
これを正しく理解することで、自分にとって必要な保障を明確にし、ムダなく保険設計ができるようになります。
また、特約との違いや更新の仕組みにも注意しながら、将来のライフプランに合った保険を選びましょう。
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