自動車保険を更新したときに「保険料が急に上がった…」と感じたことはありませんか?
その原因のひとつに関係しているのが**「事故有係数(じこありけいすう)」**です。
この記事では、事故有係数の意味や、適用されるケース、無事故係数との違いを初心者の方にもわかりやすく解説します。
✅ 事故有係数とは?かんたんに説明
事故有係数とは、前回の保険契約期間中に事故を起こした人に適用される、割高な保険料の計算係数のことです。
🔍 なぜ事故有係数があるの?
保険会社は「事故を起こすリスクが高い=将来的に保険金を支払う可能性が高い」と判断するため、
事故歴のある契約者には保険料を高く設定する仕組みとなっています。
このとき使われるのが「事故有係数」です。
🚗 適用される条件とは?
事故有係数が適用されるのは、主に以下のようなケースです。
▷ ノンフリート等級が下がる事故があった場合
自動車保険には、「ノンフリート等級(等級制度)」という仕組みがあり、通常は1年ごとに等級が上がることで保険料が安くなります。
しかし、次のような事故があると、等級が下がり、事故有係数が適用されます。
事故の例 | 等級の変化 | 事故有係数の適用有無 |
---|---|---|
対物事故で保険金を受け取った | 3等級ダウン | 適用される |
車両保険を使った単独事故 | 1~3等級ダウン | 適用される |
他人にぶつけられた(過失ゼロ) | 等級ダウンなし | 適用されない |
📊 事故有係数と無事故係数の違い
項目 | 事故有係数 | 無事故係数 |
---|---|---|
適用される人 | 事故を起こした人 | 無事故だった人 |
保険料 | 割高 | 割安 |
目的 | リスクに応じた保険料設定 | 無事故の人への優遇 |
つまり、同じ等級であっても、事故歴の有無によって保険料が変わるのがこの係数の仕組みです。
💬 実際のシチュエーションで考えてみよう
例:あなたが8等級 → 事故発生で6等級に
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前年:8等級 無事故係数 → 割引ありの保険料
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今年:6等級 事故有係数 → 割引がなくなり、保険料アップ
「等級は下がったけど、ここまで上がるの?」と思ったら、それは事故有係数による影響かもしれません。
✅ 保険料への影響はどれくらい?
実際の金額は契約内容や保険会社によって異なりますが、事故有係数が適用されると、数千円~数万円単位で保険料が上がることも珍しくありません。
📝 まとめ|事故有係数は「事故歴による割増係数」
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事故有係数とは、事故を起こした人の保険料を割増にする仕組み
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ノンフリート等級制度と連動して適用される
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無事故の人には「無事故係数」が適用され、保険料は割安
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事故後の更新時には、保険料の変化に注意!
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