割戻金(わりもどしきん)とは、共済保険で余剰金(利益)が出た場合に、契約者(組合員)へ返還されるお金のことです。
保険会社の「配当金」とほぼ同じ仕組みで、共済ならではの特徴的なメリットとして知られています。
割戻金の仕組み
共済保険は、民間の保険会社とは異なり、組合員が互いに助け合う仕組みで運営されています。
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加入者から集めた保険料で、万一の保障や運営費用をまかなう
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年度末に、実際の支出が予定より少なく済んだ場合に余剰金が発生
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その余剰金を「割戻金」として加入者に返還
このように、共済では「保険料を払ったのに無駄になった」という感覚が少なく、使わなかった分が戻ってくる安心感があります。
割戻金と配当金の違い
生命保険などで使われる「配当金」と、共済の「割戻金」は似ていますが、考え方に違いがあります。
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割戻金(共済):運営全体の余剰金を組合員に均等に返す
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配当金(生命保険):契約ごとの予定率(予定利率・予定死亡率・予定事業費率)と実際の差から生じた剰余金を分配
つまり、共済=シンプルに余りを返す仕組み、生命保険=契約内容に応じて配当を分配する仕組みと理解するとわかりやすいです。
割戻金がもらえる具体的なシチュエーション
例えば、ある共済保険に加入していて、その年に大きな災害や支払いが少なかったとします。
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予定より保険金の支払いが少ない
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運営コストも効率的に抑えられた
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→ 余剰金が発生 → 翌年度に「割戻金」として加入者に返金
実際には、掛け金の数%~数十%程度が返ってくるケースが多く、「保険に入りつつ貯蓄感覚も味わえる」というメリットがあります。
割戻金の注意点
ただし、割戻金には以下のような点に注意が必要です。
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必ず戻ってくるわけではない
大きな事故や災害が多発した年は、余剰金がなく、割戻金が発生しない場合もあります。 -
金額は年ごとに変動する
共済の運営状況によって割戻率は変わるため、安定した額を期待するものではありません。 -
税金の取り扱い
生命共済などで割戻金を受け取った場合、一部は課税対象になることがあります(保険料控除との関係もあり、詳細は税務上の取り扱いを確認する必要あり)。
まとめ
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割戻金とは、共済保険の運営で余剰金が出た際に、契約者(組合員)へ返されるお金のこと
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保険会社の「配当金」と似ているが、仕組みや計算方法はよりシンプル
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年ごとの運営状況によって金額は変動し、必ず戻るわけではない
共済は掛け金が割安なうえに、うまくいけばお金が戻ってくる仕組みがあるのが魅力です。加入を検討している方は、割戻金の仕組みも理解しておくと、より納得して選ぶことができます。
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