株式市場のニュースや相場解説を見ていると、
「品薄株」「値がさ品薄株」 という言葉を目にすることがあります。
一見すると株式投資だけの話に思えますが、
実はこれらの銘柄の動きは 日経平均株価を通じてFX(特にドル円・クロス円)相場にも影響 を与えることがあります。
この記事では、
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品薄株とは何か
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値がさ品薄株の特徴
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日経平均株価との関係
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FXトレーダーが知っておくべき注意点
を、FX初心者にもわかりやすく解説します。
品薄株(しなうすかぶ)とは?
品薄株 とは、
👉 市場で実際に売買されている株数(流通株式数)が少ない銘柄 のことです。
ポイントは「発行済株式数が少ない=品薄」ではない点です。
なぜ流通株が少なくなるのか?
たとえば、
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大株主や創業者が長期保有している
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事業会社・金融機関などの安定株主が多い
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浮動株比率が低い
といった場合、
市場で自由に売買できる株数が少なくなり、品薄株と呼ばれます。
品薄株の特徴|なぜ値動きが荒くなるのか?
品薄株には、次のような特徴があります。
少量の売買で株価が大きく動く
市場に出回っている株数が少ないため、
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少しの買い注文 → 株価が急騰
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少しの売り注文 → 株価が急落
といった動きが起こりやすくなります。
値動きが荒く、ボラティリティが高い
出来高が少ない分、
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急騰・急落
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ストップ高・ストップ安
になりやすく、短期的には非常に値動きが荒いのが特徴です。
値がさ品薄株とは?
品薄株の中でも、
株価水準そのものが非常に高い銘柄 を
👉 値がさ品薄株(ねがさしなうすかぶ)
と呼びます。
値がさ品薄株の例(イメージ)
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株価:数万円〜数十万円
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流通株数:少ない
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値動き:1銘柄の変動幅が大きい
このような銘柄は、指数への影響力が非常に強い のが特徴です。
日経平均株価は「値がさ株」に影響されやすい
ここがFXトレーダーにとって重要なポイントです。
日経平均株価の仕組み
日経平均株価(225種)は、
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株価を合計
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銘柄数で割る
という 「修正された単純平均型指数」 です。
👉 時価総額ではなく、株価の高さが影響しやすい
という特徴があります。
値がさ品薄株が日経平均を大きく動かす理由
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値がさ株は1円の変動でも指数への影響が大きい
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品薄株は値動きが荒い
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その2つが重なると、日経平均が一気に上下する
つまり、
値がさ品薄株の急騰・急落
→ 日経平均が大きく動く
→ 株式市場全体のセンチメントが変化
という流れが生まれます。
日経平均の変動はFX(為替相場)にも影響する
株高・株安と円相場の関係
一般的に、
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日経平均上昇(株高)
→ リスクオン
→ 円安になりやすい(ドル円上昇) -
日経平均下落(株安)
→ リスクオフ
→ 円高になりやすい(ドル円下落)
という傾向があります。
FX取引でよくある実例
東京時間、特定の値がさ品薄株が急落
→ 日経平均が一気に下落
→ ドル円が同時に急落
このような動きは、実務でもよく見られます。
FX初心者が知っておくべき注意点
① 日経平均の「中身」を意識する
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指数が動いた理由は何か?
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値がさ品薄株が原因ではないか?
これを確認するだけでも、無駄なエントリーを避けやすくなります。
② 指数の急変動=トレンドとは限らない
値がさ品薄株主導の動きは、
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一時的
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行って来いになりやすい
ケースも多いため、
飛び乗りトレードは要注意 です。
③ 東京時間の株価動向は必ずチェック
特に、
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東京市場オープン直後
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後場・大引け前
は、FXでもボラティリティが上がりやすい時間帯です。
まとめ|品薄株を知るとFX相場の理解が深まる
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品薄株とは、市場で流通する株数が少ない銘柄
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値がさ品薄株は日経平均に強い影響を与える
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日経平均の急変動はFX(特に円相場)にも波及する
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FXトレーダーは「指数の中身」を見ることが重要
株式とFXは別物に見えて、
実際の相場では密接につながっています。
こうした背景を理解することで、
FX取引の精度やリスク管理レベルも一段上がるはずです。
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