団体(だんたい)とは、2人以上が集まって構成される組織や法人などの集まりのことです。
日常生活では、会社・学校・サークル・協会など、さまざまな形態の団体が存在しますが、保険の世界にも「団体」に関連する仕組みがあります。
保険における「団体」とは?
保険分野では、契約の主体が**個人ではなく団体(企業や組合など)**となるケースがあります。
これは「団体保険」と呼ばれ、団体が保険契約者となり、構成員(従業員や会員)が被保険者となる形です。
団体保険の代表的な例
1. 団体定期保険
企業や団体が契約者となり、構成員の死亡や高度障害状態になった場合に保険金が支払われる保険です。
会社の福利厚生の一環として導入されることが多く、保険料の一部または全部を企業が負担する場合もあります。
2. 団体信用生命保険(団信)
主に住宅ローンを利用する際に加入する生命保険で、契約者は金融機関や住宅ローン会社です。
ローン契約者が死亡または所定の高度障害になった場合、保険金で残りのローンが返済され、遺族にローン返済の負担が残らないようにします。
団体保険のメリット
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保険料が割安
多くの人がまとめて加入するため、スケールメリットで保険料が安くなることが多いです。 -
加入しやすい
個人契約に比べて、健康状態に関する条件が緩和されている場合があります。 -
事務手続きが簡単
団体がまとめて手続きを行うため、個々の負担が少ないです。
注意点
団体保険は、所属団体を離れると契約が終了する場合があります。
たとえば、会社を退職すると団体定期保険の保障がなくなることもあるため、退職後の保障をどうするか事前に考えておくことが大切です。
まとめ
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「団体」とは、2人以上の人が集まった組織や集団のこと。
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保険分野では、団体が契約者となり構成員を保障する「団体保険」がある。
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代表例は「団体定期保険」と「団体信用生命保険」。
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保険料が安く加入しやすい反面、団体を離れると保障がなくなることもある。
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