楽しいはずの国内旅行。しかし、思わぬ事故やケガ、盗難などのトラブルが起きることもあります。
そんなときに役立つのが「国内旅行傷害保険(こくないりょこうしょうがいほけん)」です。
この記事では、国内旅行傷害保険の仕組み・補償内容・加入のポイントについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
✅ 国内旅行傷害保険とは?
国内旅行傷害保険とは、日本国内での旅行中に起きた「急激かつ偶発的な外来の事故」などによって生じた損害を補償してくれる保険です。
旅行開始=「自宅を出発したとき」から、旅行終了=「自宅に帰るまで」の間に起きた次のようなトラブルが対象となります:
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交通機関での転倒や衝突によるケガ
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ホテルでの事故(例えば、階段からの転落など)
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旅行先での荷物の盗難
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他人にケガを負わせてしまった場合の損害賠償責任
🔍「急激かつ偶発的な外来の事故」って?
少し聞きなれない表現ですが、これは要するに「予想していなかった外からの原因による突然の事故」のことです。
たとえば:
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濡れた床で滑って転んで骨折した
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登山中に落石に当たってケガをした
このようなケースが「急激・偶発・外来」の条件に該当します。
🧳 どんなときに役立つ?具体的なシチュエーション例
◼ ケース1:観光地で転倒して骨折
旅行中の神社参拝で石段を踏み外して骨折。救急搬送と入院を余儀なくされたが、保険で入院費と通院費がカバーされた。
◼ ケース2:ホテルで荷物が盗まれた
宿泊先のロビーでバッグを盗まれてしまったが、保険から盗難による損害補償が受けられた。
◼ ケース3:他人にケガをさせてしまった
観光中に誤って他人にぶつかり、相手が転倒してケガ。損害賠償責任が発生したが、保険が賠償金の一部を補填した。
💡 補償される主な内容(保険会社により異なる)
補償項目 | 内容の一例 |
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傷害死亡保険金 | 旅行中の事故で亡くなった場合の補償 |
傷害後遺障害保険金 | 事故によって後遺障害が残った場合の補償 |
傷害入院・通院保険金 | ケガにより入院・通院した際の補償 |
携行品損害補償 | 持ち物(バッグ、カメラ等)の盗難や破損の補償 |
個人賠償責任補償 | 他人にケガをさせた・物を壊した場合の損害賠償補償 |
📝 加入のタイミングと方法は?
● 加入のタイミング
旅行の出発前までに加入する必要があります。出発後の加入はできないケースが一般的です。
● 加入方法
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旅行代理店のパッケージツアーに自動付帯
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ネット保険サイトやアプリで申し込み
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クレジットカードの付帯保険を確認
🔍 クレジットカード付帯との違いに注意!
「うちのカードにも旅行保険ついてるから大丈夫」と思っていませんか?
実は、クレジットカードに付帯している保険は海外旅行のみが対象で、国内旅行には適用されない場合も多いのです。
また、国内旅行傷害保険があっても、「自動付帯(カードを持っていれば適用)」ではなく、「利用付帯(旅行代金をそのカードで支払っていないと適用されない)」のケースもあるので要注意です。
✅ まとめ|国内旅行でも“備えあれば憂いなし”
国内旅行は慣れた環境の延長のように感じるかもしれませんが、実際には思わぬリスクが潜んでいます。
「万が一のときにどうする?」を考えて、国内旅行傷害保険に加入しておくことは、安心・安全な旅の第一歩です。
旅行のスタイルや目的に合わせて、補償内容や保険料を比較・検討し、あなたに合った保険を選びましょう!
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