**外傷(読み方:がいしょう)**とは、外から加わる力(外力)によって生じる身体の損傷を指します。
医療現場や保険用語でもよく使われる言葉ですが、日常生活では「けが(ケガ)」という表現が近いイメージです。
この記事では、外傷の基本的な意味や種類、具体的な例を交えて初心者の方にもわかりやすく解説します。
外傷の意味とは?
「外傷」は、医学的には以下のように定義されます。
外傷:外力によって生じた身体の損傷のこと
✅ 外から加わる力=外力
✅ その結果として起きるケガや損傷全般を含む
例えば、転んで膝をすりむく、刃物で指を切る、交通事故で骨折するなど、すべて外傷に含まれます。
外傷の種類|2つの分類
医療や保険の現場では、外傷は大きく2種類に分けて考えられます。
1. 鋭的外傷(えいてきがいしょう)
鋭利なものが皮膚を切る、突き刺すなど、鋭い外力で起きる外傷です。
✅ 具体例
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包丁で指を切る
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ガラス片で手を切る
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釘やナイフで刺される
特徴:
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傷口がシャープで深いことが多い
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出血量が多くなる場合がある
2. 鈍的外傷(どんてきがいしょう)
転倒や衝突、圧力など鈍い力によって起きる外傷です。
✅ 具体例
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転んで膝を打つ(打撲)
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自転車事故で骨折
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車の衝突による内臓損傷
特徴:
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見た目にわかりにくい内出血や骨折が起きる
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強い力が加わると内臓損傷も起こりうる
【シチュエーション例】日常での外傷
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料理中に包丁で指を切る → 鋭的外傷
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雪道で転倒して足を打撲 → 鈍的外傷
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サッカー中に相手と衝突して骨折 → 鈍的外傷
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工作中に金属片が刺さる → 鋭的外傷
こうしたシーンを想像すると、外傷の分類がイメージしやすいでしょう。
保険での「外傷」という言葉
医療保険や傷害保険の説明でも「外傷」という用語が使われます。
保険の約款では、「外部からの急激かつ偶然な外来の事故による身体の損傷」としてカバー範囲を説明することが多いです。
✅ ポイント
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病気によるケガ(骨粗鬆症による骨折など)は対象外になる場合も
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事故や不慮のケガを幅広くカバーする保険商品もある
まとめ
✅ 外傷とは:外力によって生じた身体の損傷全般を指す
✅ 主な種類:鋭的外傷、鈍的外傷
✅ 具体例:包丁で切る、転んで骨折など
外傷は日常生活でも非常に身近な概念です。医療や保険を考える際には、どのような外傷が対象になるかを理解しておくことが大切です。
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