定期付終身保険とは

定期付終身保険とは?仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説

定期付終身保険(ていきつきしゅうしんほけん)は、
「終身保険」に「定期保険」を特約として組み合わせた生命保険のことです。
別名 「定期保険特約付終身保険」 とも呼ばれます。

この記事では、

  • 定期付終身保険の仕組み

  • メリット・デメリット

  • 向いている人の特徴
    を初心者にもわかりやすく解説します。

 

1. 定期付終身保険の基本構造

① 終身保険部分

  • 一生涯にわたって死亡保障が続く保険

  • 亡くなったときに必ず保険金が支払われる

  • 保険料は契約時のまま変わらない(基本的に)

② 定期保険特約部分

  • 一定期間(例:10年、20年など)だけ上乗せ保障がつく

  • 働き盛りや子育て期など、「万一のときの生活費や教育費」が多く必要な時期に備えられる

  • 保障額や保険料のタイプによって2つに分類される

タイプ 特徴
全期型 保険料が契約時から変わらず一定
更新型 契約時は安い保険料だが、更新のたびに保険料が上がる

2. メリット

  1. 一生涯の保障と必要時期の厚い保障を両立できる
    → 子どもが独立するまでは大きな保障、その後は終身保険だけ残すという使い方が可能。

  2. 別々に契約するより保険料が割安になることもある
    → 終身と定期を個別契約するより、事務コストや契約管理の効率化で割安になるケースが多い。

  3. 契約が一本化されて管理が簡単
    → 更新や保障額変更のタイミングを把握しやすい。

 

3. デメリット・注意点

  1. 更新型の場合は長期的に保険料が高くなる可能性
    → 最初は安くても、年齢とともに負担が増加。

  2. 特約部分は期間が終わると自動的に終了
    → 定期部分が切れたあとは、終身保険の保障額だけになるため、必要額を計算して契約する必要あり。

  3. 途中で見直しがしにくい
    → 主契約(終身部分)を解約すると全ての保障が消える場合がある。

 

4. どんな人に向いている?

  • 小さい子どもがいて、教育費や生活費の保障を手厚くしたい人

  • 将来は保障額を減らしてもよいが、一生涯の死亡保障は確保したい人

  • 保険の契約本数を増やさずに、必要な時期だけ保障を増やしたい人

 

5. まとめ

定期付終身保険は、
「一生涯の保障」と「一定期間の手厚い保障」を一つの契約で確保できる保険です。

ただし、更新型を選ぶ場合は将来の保険料上昇を考慮し、保障額や期間をしっかり設計することが大切です。

さらに参照してください:

定期的一部解約とは?仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説