戸室とは

戸室(とむろ)とは?意味・使い方をわかりやすく解説

戸室(とむろ)とは、マンションやアパートなどの共同住宅における「1世帯の生活単位として区切られた建物部分」を指す言葉です。
日常生活ではあまり耳にしない用語ですが、火災保険や共済制度の契約書、建物の管理規約などで使われることがあります。

戸室の定義

  • 1世帯が生活するための区切られた空間を指す

  • 対象は共同住宅(マンション・アパート・社宅など)

  • 管理人室や建物所有者の住居も戸室に含まれる

 

具体例

  1. マンションの1室
    10階建てマンションのうち、101号室や502号室など、個別の住戸がそれぞれ戸室です。

  2. アパートの1世帯分
    木造2階建てアパートで、1階A号室、2階B号室といった単位。

  3. 管理人室
    建物管理人が住み込む場合、その部屋も戸室に含まれます。

 

保険や契約での「戸室」の使われ方

火災保険や共済制度では、保障の対象を明確にするために「戸室単位」で保険契約を結ぶことがあります。
例えば、都民共済の新型火災共済では「1戸室あたり○○万円まで保障」といった形で契約条件が設定されることがあります。

注意点

  • 「戸室」は建物全体ではなく、生活単位ごとの区画を意味する

  • 契約時に「1戸室」に含まれる範囲(ベランダ、物置など)が商品によって異なるため、契約書の定義を確認することが大切

 

まとめ

「戸室」は、共同住宅における1世帯分の居住スペースを区切った単位を指す専門用語です。
マンションやアパートの各住戸だけでなく、管理人室なども含まれます。
保険や共済、管理規約でこの言葉が出てきたら、自分が契約・保障の対象としている「戸室」がどこまで含まれるのかを確認しておくことが重要です。

さらに参照してください:

取消(とりけし)とは?保険契約における意味と無効との違い