担保・不担保とは

担保・不担保とは?意味や違いを事例でわかりやすく解説

損害保険や生命保険の契約条件を確認すると、「担保(たんぽ)」や「不担保(ふたんぽ)」という言葉が出てきます。

  • 担保:保険で補償されること。つまり、条件に当てはまれば保険金が支払われます。

  • 不担保:保険で補償されないこと。条件に当てはまらない場合、保険金は支払われません。

簡単にいえば、**「担保=カバーされる」「不担保=カバーされない」**と覚えるとわかりやすいでしょう。

具体例で理解する担保・不担保

たとえば、自動車保険には「運転者年齢条件」があります。
その中の一つに**「運転者年齢21歳以上担保特約」**があります。

  • 担保されるケース
    → 事故を起こした運転者が21歳以上の場合、保険金が支払われる。

  • 不担保となるケース
    → 事故を起こした運転者が20歳以下の場合、保険金は支払われない。

 

全年齢担保との違い

「全年齢担保」とは、運転者の年齢に制限を設けない契約条件です。
この場合は、運転者が何歳でも補償対象になりますが、その分リスクが高くなるため保険料の割引はありません

担保・不担保の使われ方

保険契約では、担保・不担保はさまざまな条件で設定されます。
例:

  • 運転者の年齢(21歳以上担保、26歳以上担保など)

  • 許可用途(営業使用不担保など)

  • 持病や既往歴(特定の病気不担保など)

特に生命保険や医療保険では、過去の病歴に関する部位不担保(例:過去に手術した部位の疾病は補償対象外)が設定される場合があります。

まとめ

  • 担保=補償する、不担保=補償しないという意味。

  • 条件に当てはまらないと保険金は支払われないため、契約時に必ず確認が必要。

  • 自動車保険、生命保険、医療保険など、さまざまな保険で使われる重要な用語。

契約書や約款を読むときは、この「担保・不担保」の条件を見落とさないことが、トラブル防止の第一歩です。

さらに参照してください:

第三分野とは?第一分野・第二分野との違いと代表的な保険