更新型とは

更新型とは?|保険料が上がるって本当?仕組みをわかりやすく解説!

生命保険や医療保険の加入を検討しているときに目にすることの多い「更新型」という言葉。
なんとなく聞いたことはあっても、「実際にどういう仕組みなの?」「更新時に何が変わるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、保険の「更新型」について、初心者にもわかりやすく解説します。
保険選びで後悔しないためにも、ぜひ基礎から押さえておきましょう。

✅ 更新型とは?

「更新型(こうしんがた)」とは、一定期間ごとに契約を更新するタイプの保険です。
主に定期保険医療保険に採用されている仕組みで、保険期間が満了した際に、健康状態にかかわらず、原則として同じ保障内容で継続できるのが特徴です。

🔁 自動更新されるのが基本

更新型の保険では、多くの場合、契約者が特別な申し出をしなければ、自動的に更新されます。

たとえば「10年更新型」の場合、10年ごとに契約が見直され、次の10年間の保障がスタートします。

🧾 更新時に変わるもの:保険料

注意したいのが、更新ごとに保険料が上がる可能性が高いという点です。

更新時には、契約者の年齢やそのときの保険料率をもとに、保険料が再計算されます。
そのため、同じ保障内容でも、年齢が上がるにつれて保険料が高くなっていくのが一般的です。

📌 例:30歳男性が医療保険に加入した場合

保険期間 年齢 月額保険料(例)
初回契約 30歳 3,000円
更新後 40歳 4,500円
更新後 50歳 6,800円

このように、長く続けるほど保険料の負担が増していく可能性があります。

🧐 更新型のメリットとデメリット

✔ メリット

  • 健康状態に関係なく更新できる
     → 一度加入すれば、健康状態が悪化しても保障が継続できる。

  • 若いうちは保険料が安い
     → 初めて保険に加入する若年層には負担が少なく始めやすい。

❌ デメリット

  • 更新のたびに保険料が上がる

  • 長期的には支払総額が大きくなりやすい

  • 保障内容が変わらないのに保険料だけ高くなることもある

 

👤 こんな人に向いています

  • 「今は保険料をなるべく抑えたい」という若年層

  • 将来のライフプランにあわせて保障を見直したい人

  • 短期間の保障を必要としている人(例:子どもが独立するまで)

 

🔄 更新型と全期型の違い

保険には「更新型」と対になる「全期型」もあります。

項目 更新型 全期型
保険期間 一定期間ごとに更新 契約時に決めた期間ずっと保障
保険料 更新ごとに上がる 原則、一定のまま
継続条件 健康状態にかかわらず可 初回加入時の審査のみ

長く保険を継続するつもりなら、全期型のほうがトータルコストが抑えられる場合もあります。

✅ まとめ

更新型の保険は、健康状態にかかわらず継続できる安心感がある一方で、更新のたびに保険料が上がるというデメリットもあります。

契約する前に、「長期間加入するのか」「保障をこまめに見直したいのか」といった自身のライフプランをしっかり考えたうえで選択することが大切です。

さらに参照してください:

更新型特約とは?仕組み・特徴・注意点をやさしく解説【保険用語辞典】