保険に加入するとき、意外と悩むのが「保険料をどのように支払うか」という点です。その中でよく出てくる言葉のひとつが 有期払い(ゆうきばらい) です。
支払うタイミングや期間によって、毎月の負担額や総支払額が大きく変わるため、ライフプランに合わせた選択が重要です。この記事では「有期払い」の仕組みを初心者にもわかりやすく解説し、終身払いとの違いやメリット・デメリットも整理します。
有期払いとは?
有期払いとは、一定の期間だけ保険料を支払い、以降は支払いを終える仕組みのことをいいます。
たとえば「60歳有期払い」の終身保険を選んだ場合、加入から60歳まで保険料を支払えば、その後は一生涯保障が続きますが、保険料の負担はありません。
このように「払い込みは一定期間だけ」「保障は一生涯続く」というのが有期払いの特徴です。
有期払いと終身払いの違い
終身保険などの長期保障型の保険では、保険料の支払い方法として 有期払い と 終身払い の2つが代表的です。
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有期払い(短期払い)
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保険料の支払い期間をあらかじめ決めて、その期間で払い終える
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例:60歳払い済み、20年払いなど
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終身払い
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保険料を一生涯にわたって支払い続ける
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被保険者が亡くなるまで払い込みが続く
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有期払いのメリット・デメリット
メリット
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老後(年金生活)に入る前に保険料の支払いが終わる
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総支払額は終身払いより少なくなる傾向がある
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働いて収入がある期間に支払いを集中できる
デメリット
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1回あたりの保険料が高くなる
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若いうちは経済的に負担を感じやすい
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収入が安定していない人には不向きな場合もある
他の払込方法との比較
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一時払い:契約時に保険料をすべてまとめて支払う方法。支払いは楽だがまとまった資金が必要
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全期払い(=終身払い):保険期間中ずっと支払う方法。毎回の保険料は安いが、老後まで負担が続く
このように「有期払い」は、短期払いとも呼ばれ、老後の家計を見据えて設計したい人に向いている方法といえます。
どんな人に有期払いがおすすめ?
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定年退職までに保険料の支払いを終えて安心したい人
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老後の収入減少に備えたい人
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保険料を計画的に支払い、将来の支出を減らしたい人
まとめ
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有期払いとは:一定期間で保険料の払い込みを終える仕組み
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終身払いとの違い:終身払いは一生支払いが続くが、有期払いは定年などの節目で支払い終了
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メリット:老後の負担軽減、支払総額の節約
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デメリット:1回あたりの保険料が高くなる
有期払いは、老後の生活を見据えて早めに保険料の支払いを終えたい人に向いています。自身のライフプランや収入状況を考慮して、最適な払込方法を選びましょう。
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