株式益利回りとは

株式益利回りとは?意味・計算方法をやさしく解説

株式益利回り(かぶしきえきりまわり)とは、1株あたりの税引後利益(EPS)を株価で割って算出される指標で、株価が割安か割高かを判断するために使われます。
株価収益率(PER)の逆数にあたり、「1 ÷ PER」で求められる点が大きな特徴です。

一見すると株式投資向けの指標ですが、実は金利水準や為替相場と密接に関係しており、FXトレーダーにとっても重要な考え方です。

株式益利回りの基本的な考え方

株式益利回りは、次の式で表されます。

  • 株式益利回り = 1株あたり税引利益 ÷ 株価

PERが「何倍まで買われているか」を見る指標なのに対し、
株式益利回りは「株価に対してどれくらいの利益を生んでいるか」を割合で示します。

そのため、

  • 株式益利回りが高い → 株価は割安

  • 株式益利回りが低い → 株価は割高

と判断されるのが一般的です。

株式益利回りとPERの具体例

たとえば、次のようなケースを考えてみましょう。

  • PERが20倍 → 株式益利回りは5%

  • PERが50倍 → 株式益利回りは2%

この場合、PERが低く、株式益利回りが高い20倍の方が割安と評価されます。

PERと比較することで、
株式益利回りの意味がより直感的に理解しやすくなります。

なぜ株式益利回りは「金利」と比較されるのか

株式益利回りがPERの逆数である理由は、
金利水準と直接比較するためです。

投資家は常に、

  • 株式に投資するべきか

  • 債券(国債)に投資するべきか

を比較しています。

たとえば、

  • 株式益利回り:5%

  • 日本の長期金利(10年国債利回り):1%

このような状況では、
株式の方が相対的に魅力的と判断されやすくなります。

イールドスプレッドとイールドレシオ

株式益利回りは、次のような指標にも活用されます。

  • イールドスプレッド
     → 長期金利 − 株式益利回り

  • イールドレシオ
     → 長期金利 ÷ 株式益利回り

これらは、株式市場全体が割安か割高かを判断する際に使われ、
株価指数や投資マネーの流れを読むヒントになります。

FXトレーダーが株式益利回りを知るべき理由

FXでは為替レートだけでなく、
金利差・株式市場・資金の移動が非常に重要です。

たとえば、

  • 株式益利回りが高い

  • 日本株が割安と判断される

  • 海外投資家が日本株を買う

  • 円買いが発生し、ドル円が下落

といった流れが起こることがあります。

このように、株式益利回りは為替相場の背景を理解する材料として役立ちます。

実際のFX取引シーンでの考え方

仮に、

  • 米国の金利が低下

  • 株式益利回りが相対的に上昇

  • 株式市場へ資金が流入

という局面では、
リスクオンの動きから円安・ドル高が進むケースも考えられます。

FX初心者の方でも、
「なぜ今この通貨が動いているのか」を考えるヒントになります。

注意点とリスク

株式益利回りは便利な指標ですが、注意点もあります。

  • 将来の利益を保証するものではない

  • 一時的な業績で数値が歪む場合がある

  • 為替相場への影響は間接的

FX取引では、
経済指標・金利動向・テクニカル分析と併用し、
損切り設定やロット管理といったリスク管理を徹底しましょう。

まとめ:株式益利回りはFXにも活きる投資指標

株式益利回りは、
株価の割安性を金利と比較できる重要な指標です。

FX初心者から中級者の方にとっても、

  • 金利と為替の関係理解

  • 投資マネーの流れの把握

  • 中長期の相場観形成

に役立つ、覚えておきたい基礎知識の一つと言えるでしょう。

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