保険の説明でよく出てくる「返戻金(へんれいきん)」。その中でも「満期返戻金」という言葉は、特に学資保険や養老保険などの貯蓄性のある保険商品を検討する際に重要なポイントになります。
「満期返戻金ってどんなお金?」「解約返戻金との違いは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、満期返戻金の意味や特徴、解約返戻金との違い、受け取る際の注意点についてわかりやすく解説します。
満期返戻金とは?
満期返戻金とは、保険契約が満期まで継続し、保険料の払い込みも完了したときに、保険会社から契約者に支払われるお金のことをいいます。
別名「満期払戻金」とも呼ばれることがあります。
具体例
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学資保険:子どもが18歳になったときに満期を迎え、教育資金としてまとまった金額を受け取れる。
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養老保険:60歳満期で契約した場合、60歳の満期日に「満期保険金」として返戻金が支払われる。
👉 ポイントは「保険期間を最後まで続けたことで戻ってくるお金」であることです。
解約返戻金との違い
よく混同されがちなのが「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」です。
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満期返戻金
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契約期間を満了したときに支払われる
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保険料を払い終え、保障を全うした結果の戻り金
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解約返戻金
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契約を途中でやめたときに支払われる
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保険料の払い込み期間や経過年数によって金額が大きく変わる
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例えば、学資保険を子どもが高校生になる前に解約した場合は「解約返戻金」が支払われますが、予定よりも少ない金額になることが多いです。一方、満期まで続ければ「満期返戻金」として契約時に想定された金額を受け取れる可能性があります。
満期返戻金を受け取るときの注意点
満期返戻金は嬉しい資金ですが、受け取る際には次の点に注意しましょう。
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税金がかかる場合がある
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一時金として受け取る場合、所得税の課税対象(雑所得や一時所得)になることがあります。
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受け取り方法を確認する
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一括受け取りか、分割受け取りかを選べる商品もあります。教育費や老後資金の使い道に合わせて選びましょう。
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予定通りの金額が戻るとは限らない
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運用状況や予定利率によっては、当初想定より少なくなるケースもあるため、契約時にシミュレーションを確認しておくことが大切です。
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まとめ
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満期返戻金=保険を満期まで続けたときに返ってくるお金
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解約返戻金=途中で解約したときに返ってくるお金
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学資保険や養老保険などの貯蓄性保険で重要なポイント
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税金や受け取り方法も事前に確認しておくことが大切
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