生命保険や医療保険を検討するときに出てくる言葉「満期(まんき)」。
「満期っていつのこと?」「満期になるとどんなお金が戻るの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、保険用語としての満期の意味や、満期時に受け取れる「満期返戻金」と「満期保険金」の違いについて、具体例を交えてわかりやすく解説します。
満期とは?
満期とは、保険契約で定められた保険期間が終了する時点のことをいいます。
たとえば「60歳満期」の契約の場合は、60歳の契約応答日の前日までが保障期間となり、その日をもって契約が満了します。
👉 ポイント
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契約応答日とは、保険契約を結んだ日に対応する毎年の同じ日付のこと。
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「満期=契約が終わる日」と理解するとわかりやすいです。
満期時に受け取れるお金の種類
保険の満期を迎えると、状況に応じて「満期返戻金」や「満期保険金」を受け取れることがあります。
1. 満期返戻金(まんきへんれいきん)
保険期間中に保険金を受け取るような出来事がなく、そのまま契約を続けて満期を迎えた場合に、契約者に返されるお金のことをいいます。
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例:学資保険や貯蓄性のある生命保険で、満期まで何もなかった場合に戻ってくるお金。
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解約時に戻るお金は「解約返戻金」と呼び、満期の場合は「満期返戻金」と呼び分けます。
2. 満期保険金(まんきほけんきん)
被保険者が満期まで生存していた場合に支払われる保険金のことです。
養老保険や学資保険など、貯蓄性の高い保険商品でよく見られます。
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例:60歳満期の養老保険で、60歳まで生存していた場合に契約時に決められた金額が支払われる。
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万一、期間中に死亡した場合は「死亡保険金」として支払われるため、どちらにしても保険金が受け取れる仕組みになっています。
満期を迎えるときの注意点
満期時には次の点に注意しておくと安心です。
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満期返戻金・満期保険金の金額を事前に確認する
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受取方法(口座振込や一時金・年金形式など)を確認しておく
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学資保険の場合は、子どもの進学資金に合わせて満期時期を選ぶことが大切
まとめ
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満期=保険期間が終了する時点のこと
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満期時に戻るお金には、状況に応じて「満期返戻金」と「満期保険金」がある
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解約時に戻るお金は「解約返戻金」と呼ぶので混同しないよう注意
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貯蓄性のある保険(養老保険・学資保険など)では満期時の受取額が重要なポイント
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