特約とは

特約とは?意味・仕組み・注意点をわかりやすく解説

特約(とくやく)とは、生命保険や医療保険などの主契約に任意で追加できるオプション保障のことです。
主契約が「基本の保険」であるのに対し、特約は必要に応じて保障内容を拡張できる「追加パーツ」のような役割を果たします。

特約の具体例

  • 主契約:終身保険(死亡保障)

  • 付加する特約:医療保障特約、がん特約、災害死亡特約 など

例えば、終身保険で一生涯の死亡保障を確保しつつ、医療保障特約を付ければ、入院や手術のときも給付金を受け取れます。

特約の特徴と仕組み

  1. 主契約に付随する
    特約は単独で契約できず、必ず主契約に付随します。
    そのため、主契約が満期・解約になると、特約の保障も同時に終了します。

  2. 保障期間が異なる場合がある
    主契約が終身でも、特約は定期(10年更新など)というケースが多く、更新時に保険料が上がる傾向があります。

  3. ニーズに合わせて追加・削除できる
    ライフステージの変化に応じて、特約を追加したり外したりすることが可能です(契約条件や健康状態によっては制限あり)。

 

特約を付けるメリット

  • 必要な保障だけを追加できる

  • 主契約とまとめて管理できるため契約がシンプル

  • 複数の保険に加入するより保険料が抑えられる場合がある

 

特約の注意点

  1. 主契約終了と同時に終了する
    主契約が終われば特約も自動的に消滅します。

  2. 更新時の保険料上昇
    特約が定期型の場合、更新ごとに年齢に応じた保険料となり、多くの場合上昇します。

  3. 不要な特約を付けすぎない
    保障が重複して保険料が無駄になることもあります。定期的な見直しが大切です。

 

まとめ

特約は、主契約の保障内容を補強する便利な仕組みですが、保障期間や保険料の変動に注意しながら選ぶことが重要です。
自分や家族のライフステージ・健康状態・必要な保障額を踏まえて、必要な特約だけをバランスよく付加しましょう。

さらに参照してください:

特約の中途解約とは?意味・手続き・注意点をわかりやすく解説