生存給付金付定期保険とは

生存給付金付定期保険とは?特徴・メリット・注意点をやさしく解説【祝い金付き保険?】

「保険料を払うだけで終わるのはちょっともったいない…」
そんなふうに感じている方に注目されているのが、**生存給付金付定期保険(せいぞんきゅうふきんつきていきほけん)**です。

この記事では、

  • 生存給付金付定期保険とは何か

  • 通常の定期保険との違い

  • メリット・デメリット
    を、初心者にもわかりやすく解説します。

 

✅ 生存給付金付定期保険とは?

生存給付金付定期保険とは、一定の期間ごとに「生きていればお金がもらえる」仕組みがついた生命保険です。

ベースとなるのは、定期保険(一定期間だけ保障がある掛け捨て型の死亡保険)ですが、これに貯蓄的な機能が加わったのが特徴です。

🔹 仕組みのイメージ

たとえば、保険期間が10年で、5年ごとに生存給付金が支払われる場合:

  • 契約から5年後 → 生きていれば10万円を受け取れる

  • 契約から10年後 → 生きていれば再度10万円を受け取れる

  • 万が一、期間中に亡くなった場合 → 死亡保険金が支払われる

このように、生きていれば「お祝い金」、亡くなれば「保障金」として役立つのが、この保険のポイントです。

💡 生存給付金の呼び方や受け取り方

💬 呼び方は保険会社によってさまざま

生存給付金は、保険会社によって以下のような名前で呼ばれることもあります。

  • 「ボーナス」

  • 「生存祝い金」

  • 「節目金」

名前は異なりますが、いずれも**「生きているだけでもらえる給付金」**という点は共通です。

💰 すぐに使わず「据え置き」も可能

給付金はすぐに受け取らず、保険会社に預けておく「据え置き」という選択もできます。
この場合、一定の利率で運用され、満期時に利息とともに受け取ることができます。

📊 通常の定期保険との違い

比較項目 通常の定期保険 生存給付金付定期保険
主な目的 死亡保障(掛け捨て) 死亡保障+生存給付
保険料 安い やや高め
給付金 死亡時のみ 死亡時+生存時も給付あり
貯蓄性 なし あり(節目金など)

🎁 生存給付金付定期保険のメリット

✅ 1. 生きているだけで“ご褒美”がもらえる

一定期間ごとにお金がもらえることで、モチベーション維持節目のイベント資金に活用できます。

✅ 2. 掛け捨てが苦手な人に向いている

通常の定期保険は掛け捨て型が多く「払い損」と感じやすいですが、給付金があることで**“戻り”がある安心感**が得られます。

✅ 3. ライフイベントに合わせやすい

子どもの進学、住宅ローン返済など、節目のタイミングに合わせて給付金を受け取ることができます。

⚠️ 注意点・デメリットもチェック

❌ 1. 保険料は割高になる

貯蓄性がある分、通常の定期保険より保険料は高めに設定される傾向があります。

❌ 2. 解約返戻金は少ないことも

中途解約した場合の返戻金は少ないことがあるため、長期で継続する前提で契約することが大切です。

❌ 3. 保障内容が複雑になりやすい

給付金の時期や金額、据え置きの利率など、内容が複雑になる場合があります。
契約時にしっかりと確認するようにしましょう。

🧑‍🏫 こんな方におすすめ

  • 掛け捨てに抵抗がある方

  • 子どもの教育費や家のローンなど、一定の時期にまとまった資金が必要な方

  • 万が一の備えも、生きている間の安心も両立したい方

 

📝 まとめ:保障とボーナスの“いいとこ取り”ができる保険

生存給付金付定期保険は、「死亡保障」と「貯蓄性」をバランスよく取り入れた保険です。
特に、「保険料がムダになるのは避けたい」「節目に使えるお金がほしい」という方にはぴったりの選択肢といえるでしょう。

ただし、保険料や仕組みがやや複雑になるため、ライフプランや家計に合った設計が大切です。
保険の見直しや相談の際には、信頼できるファイナンシャルプランナーや保険担当者にアドバイスをもらうことをおすすめします。

さらに参照してください:

生存保険とは?確定年金・有期年金・終身年金の違いをやさしく解説【生命保険の基本】