老齢基礎年金とは

老齢基礎年金とは?受給額や条件をわかりやすく解説

老齢基礎年金(ろうれいきそねんきん)とは、国民年金の保険料を納めた人が、老後に受け取ることができる公的年金です。
日本の年金制度の「土台」となる年金であり、すべての人が加入する国民年金から支給されます。

老齢基礎年金の受給開始年齢と満額条件

老齢基礎年金は、原則として65歳から支給開始となります。

満額を受け取る条件

  • 20歳から60歳までの40年間(480か月)すべて保険料を納めた場合

  • その場合、満額の老齢基礎年金を受け取ることができます。

保険料を納めていない期間がある場合

  • 免除期間:全額免除は半額(2009年3月分までは1/3)、一部免除なら免除割合に応じて年金額が減額

  • 未納期間:一切年金額に反映されない

 

受給資格期間の要件

かつては老齢基礎年金を受け取るには「25年以上の加入期間」が必要でしたが、2017年8月からは10年以上に短縮されました。

受給資格期間に含まれるもの

  • 保険料を納めた期間

  • 保険料を免除された期間

  • 学生納付特例や若年者納付猶予の期間

これらを合算して10年以上あれば、老齢基礎年金を受け取ることができます。

老齢基礎年金の支給額(令和5年度例)

老齢基礎年金の満額は、年度ごとに改定されます。
例として、令和5年度の満額は年間約794,600円(月額約66,000円)です。

ただし、納付した期間や免除状況によって、実際の受給額は人によって異なります。

老齢基礎年金と老齢厚生年金の違い

  • 老齢基礎年金:国民年金から支給され、すべての加入者が対象

  • 老齢厚生年金:会社員や公務員が加入する厚生年金保険に基づいて上乗せ支給される年金

つまり、自営業やフリーランスの方は「老齢基礎年金」のみ、会社員や公務員は「老齢基礎年金+老齢厚生年金」を受け取る仕組みになっています。

具体的なシミュレーション例

例えば、40年間のうち35年間(420か月)保険料を納めた場合の支給額は、次のように計算されます。

満額 794,600円 × (420か月 ÷ 480か月) = 約694,300円

このように、納付期間が不足すると年金額が減額されるため、未納をできるだけ避けることが重要です。

まとめ

老齢基礎年金は、日本の公的年金制度の基本となる年金です。

  • 原則65歳から受給開始

  • 満額を受け取るには40年間の保険料納付が必要

  • 受給資格期間は10年以上でOK

  • 実際の年金額は納付・免除状況によって異なる

老後の生活資金を支える大切な制度のため、今のうちから保険料の納付状況を確認し、将来に備えておくことが大切です。

さらに参照してください:

老齢厚生年金とは?受給条件や計算方法をわかりやすく解説