「車を買い替えたとき、今の自動車保険ってすぐに使えなくなるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
この記事では、「自動車の入替における自動担保特約」(読み方:じどうしゃのいれかえにおけるじどうたんぽとくやく)について、初心者でもわかるように丁寧に解説します。
車の買い替えにまつわる自動車保険の「空白期間」を埋める大切なしくみです。
🚗 自動車の入替における自動担保特約とは?
🔍 概要
「自動車の入替における自動担保特約」とは、保険契約していた車(A)を廃車や譲渡などで手放し、新たに取得した車(B)に入れ替える場合に、一定期間その新しい車(B)も保険の対象としてみなす特約のことです。
📅 適用条件
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Aを廃車・譲渡して、代わりにBを取得した場合
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Bの取得から30日以内に保険会社に車両入替の手続きをすること
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その30日間のうち、手続き完了までの間はBをAとみなして保険が適用される
💡 なぜ必要なの?【実例で解説】
例:車の買い替え時に起きがちなケース
たとえば、Aさんが5年間乗っていた自動車(A)を売却し、新しい車(B)を購入したとします。
保険の切り替え手続きを忘れていたまま1週間後に事故を起こした場合でも、この特約があればBも保険でカバーされる可能性があります。
✅ この特約がないと、手続きが完了するまでの間、新しい車には保険が「かかっていない状態」となり、万が一の事故で補償が受けられないおそれがあります。
✅ 補償される内容と注意点
補償の範囲
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車両保険が旧車(A)に付帯されていた場合、新車(B)にも補償が引き継がれます
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ただし、新車(B)の市場販売価格相当額が補償の上限となる
補償されないケース
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旧車(A)によって発生した事故の損害 → 補償対象外
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取得から30日を過ぎて手続きした場合 → 自動担保の適用外(無保険状態の可能性)
📝 呼び方に注意!別名もあります
この特約は、保険会社によって名称が若干異なる場合があります。
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被保険自動車の入替における自動担保特約
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被保険自動車の入替における自動補償特約
どちらもほぼ同じ内容を指しますが、契約時には名称だけでなく内容や条件をしっかり確認することが重要です。
🔑 ポイントまとめ
項目 | 内容 |
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対象車両 | 廃車・譲渡済みの車に代わり取得した車 |
条件 | 取得から30日以内に手続きを完了すること |
補償内容 | Aに付帯されていた補償内容をBに自動適用 |
補償上限 | Bの市場販売価格まで |
注意点 | Aで起こした事故は補償されない |
📌 まとめ|車の入替時は「保険の空白」に要注意!
車を買い替えるとき、「保険の切り替えが間に合わなかったらどうしよう」と不安になる方も多いはず。
この自動担保特約があれば、一定期間は新しい車にも保険が自動的に引き継がれるため、安心して運転を始めることができます。
ただし、30日以内の手続きが絶対条件です。忘れないよう、車を取得したら早めに保険会社に連絡しましょう。
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