通院特約(つういんとくやく)とは、病気やケガで入院した後、退院後も治療を続けるために通院した場合に、給付金が受け取れる特約のことです。
生命保険や医療保険の**主契約に追加できるオプション(特約)**として用意されており、治療費の負担軽減に役立ちます。
通院特約の基本的な仕組み
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対象となる通院
基本的には、入院を伴う通院のみが保障対象です。
つまり「入院しないで通院だけ」の場合は、給付金は支払われないのが一般的です。 -
保障範囲
一部の通院特約では、入院後だけでなく入院前の通院も対象になる場合があります。
例:手術のために事前検査を行う通院や、退院後のリハビリ通院など。
特約と主契約の関係
通院特約はあくまで主契約に付随する保障です。
そのため、
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主契約が満了すると、通院特約も自動的に終了
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通院特約だけを単独で継続することは不可
という点には注意が必要です。
具体的な利用例
例:Aさん(30代男性)がサッカー中に膝を負傷
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半月板損傷で10日間入院
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退院後、週2回のリハビリ通院を3か月継続
→ 通院特約が付いていれば、退院後のリハビリ通院日数に応じて給付金を受け取れる
通院特約を検討する際のポイント
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入院後の通院が長引く可能性があるか(スポーツをする方、慢性疾患の治療予定がある方などはメリット大)
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保障範囲の確認(入院前通院も対象かどうか)
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給付金の計算方法(1日単位なのか、まとめて支払われるのか)
まとめ
通院特約は、入院後の治療費や通院費をカバーし、経済的負担を軽減できる心強いオプションです。
ただし、入院を伴わない通院は対象外である場合が多く、主契約の終了とともに保障も終了します。
加入時には、保障条件や支払対象期間をしっかり確認しましょう。
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