自動車保険を選ぶときによく耳にする「等級」や「ノンフリート等級」。
その中でも「1等級ダウン事故」という言葉を聞くと、ちょっと難しそうに感じますよね。
この記事では、「1等級ダウン事故」とは何かを初心者の方にもわかりやすく説明し、仕組みや具体例、注意点をまとめます。
✅ 1等級ダウン事故の意味
「1等級ダウン事故」とは、事故で保険金を受け取った結果、翌年のノンフリート等級が1段階下がる原因となる保険事故のことをいいます。
自動車保険のノンフリート等級は、1〜20等級まであり、等級が上がるほど保険料が割引されます。
しかし事故を起こすと、この等級が下がり、翌年以降の保険料が高くなる仕組みになっています。
✅ どんな事故が「1等級ダウン事故」になる?
保険会社によって細かい条件は異なりますが、典型例を紹介します。
【例】
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車両保険金のみが支払われる単独事故
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例:自分の車をガードレールにぶつけて修理するケース
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台風や大雪などの自然災害による被害
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例:台風で車が水没し、保険金を受け取るケース
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いずれも、加害者への賠償責任が発生するような「3等級ダウン事故」ほどの重いペナルティではありませんが、無事故割引が進むペースは確実に遅くなります。
✅ 1等級ダウン事故があると保険料はどうなる?
1等級下がると、その年は「事故有係数」という割増保険料が適用されます。
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無事故の人より保険料が高くなる
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この「事故有」の状態は1年間適用
さらに、保険会社を乗り換えても、この「事故有」の情報は等級と一緒に引き継がれるため、どこで契約しても同じ扱いです。
✅ 【注意】条件は保険会社ごとに違う
「1等級ダウン事故」に該当する条件は、保険会社や契約プランによって異なる場合があります。
たとえば、「台風被害は等級据え置き扱い」という特約が付けられる商品もあります。
そのため、契約前には必ず希望する保険会社に具体的な条件を確認しましょう。
✅ まとめ
「1等級ダウン事故」とは
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事故で所定の保険金を受け取った場合に、翌年の等級が1段階下がる保険事故
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車両保険金のみの単独事故や台風などの自然災害被害が代表例
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1年間、事故有の保険料が適用され、保険会社を変えても引き継がれる
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保険会社ごとに条件が違うので、事前確認が大切
等級制度を正しく理解することで、事故後の保険料アップを抑えたり、必要な補償をしっかり選んだりする手助けになります。
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