相対取引とは

相対取引とは何か|市場を介さずに行われる取引の仕組みとFXとの関係

金融取引には、取引所を通して行われるものだけでなく、当事者同士が直接条件を決めて行う方法もあります。相対取引は、その代表的な取引形態であり、FXや金融市場の仕組みを理解するうえで知っておきたい重要な用語です。ここでは、相対取引の基本からメリット・注意点、FX取引との関係までをわかりやすく解説します。 相対取引とは 相対取引とは、証券取引所やインターバンク市場などの公開市場を通さずに、売り手と買い手が直接交渉し、価格や数量、取引条件を決めて行う取引のことです。日本語では「相対売買(あいたいばいばい)」と呼ばれることもあります。 市場価格に基づいて自動的に約定する取引とは異なり、当事者同士の合意があって初めて成立する点が大きな特徴です。 相対取引が利用される理由 相対取引は、主に大口取引の場面で活用されます。たとえば、株式や債券を大量に売買する場合、市場で通常通り注文を出すと、需給の偏りによって価格が大きく動いてしまうことがあります。 相対取引であれば、・事前に価格を固定できる・市場価格への影響を抑えられる・取引条件を柔軟に設定できるといったメリットがあり、価格変動リスクを避けながら取引を行うことが可能です。 FX取引と相対取引の関係…
RCIとは

RCIとは何か|順位相関指数で相場の過熱感を読み解くFXテクニカル指標

FX取引では、今の相場が「買われすぎ」なのか、それとも「売られすぎ」なのかを見極めることがとても重要です。RCIは、価格の動きと時間の関係から相場の勢いや偏りを数値化するテクニカル指標で、初心者から中級者まで幅広く活用されています。ここでは、RCIの基本的な仕組みから実際のFX取引での使い方、注意点までをわかりやすく解説します。 RCIとは何か RCIとは「Rank Correlation Index(ランク・コリレーション・インデックス)」の略で、日本語では「順位相関指数」と呼ばれます。一定期間における「日付の順位」と「価格の順位」の相関関係をもとに、相場の強さや方向性を判断するテクニカル指標です。 RCIの特徴は、単なる価格の上下ではなく、「どれだけ一方向に動き続けているか」を重視する点にあります。そのため、トレンドの勢いや転換点を比較的早く捉えやすい指標として、FXでも多くのトレーダーに使われています。 RCIの数値と意味 RCIは、-100%から+100%の範囲で表示されます。…
RSIとは

RSIとは何か|FXで買われすぎ・売られすぎを見極める代表的テクニカル指標

FX取引では、「今の相場が行き過ぎているかどうか」を判断することが重要です。その判断に多くのトレーダーが使っているのが「RSI(アールエスアイ)」です。この記事では、FX初心者から中級者の方に向けて、RSIの基本的な意味・見方・実際の取引での活用方法をわかりやすく解説します。 RSIとは RSIとは、「Relative Strength Index」の略で、日本語では「相対力指数」と呼ばれるテクニカル指標です。主に、相場が買われすぎているのか、売られすぎているのかを判断する目的で使われます。 RSIは価格の水準そのものを見る指標ではなく、一定期間における値動きの強弱を数値化したものです。 RSIの計算方法と数値の意味 RSIは、過去一定期間の・上昇した値幅の合計・下落した値幅の合計…
レジスタンスラインとは

レジスタンスラインとは何か|FX相場の上値を見極める重要なテクニカル分析手法

FX取引では、「どこまで価格が上がりそうか」を考えることが非常に重要です。その判断に欠かせないのが、テクニカル分析でよく使われる「レジスタンスライン」です。この記事では、FX初心者にもわかりやすく、レジスタンスラインの意味や引き方、実際の取引での活用方法を丁寧に解説します。 レジスタンスラインとは レジスタンスラインとは、相場の上値の目安を示すラインのことで、「上値抵抗線」とも呼ばれます。過去のローソク足における高値と高値を結んで引かれ、価格が上昇してこのラインに近づくと、売り圧力が強まりやすくなる傾向があります。 これは、多くの市場参加者が「このあたりは高すぎる」と判断しやすい価格帯であるためです。 なぜレジスタンスラインで価格が止まりやすいのか レジスタンスライン付近では、次のような注文が集中しやすくなります。 ・過去に高値でつかんだ人の戻り売り・利益確定の売り注文・新規の売りエントリー その結果、買いよりも売りが優勢となり、価格の上昇スピードが鈍くなったり、反落したりすることがあります。…
両建て/スクエアとは

両建て/スクエアとは何か|FX初心者が混乱しやすい取引状態を正しく理解する

FX取引では、買いと売りの両方からエントリーできるという特徴があります。そのため、初心者の方が最初につまずきやすいのが「両建て」や「スクエア」という考え方です。この記事では、FXの実務経験を踏まえ、両建てとスクエアの意味・使われ方・注意点をわかりやすく解説します。 両建てとは 両建てとは、同一通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に保有している状態を指します。FXでは買い(ロング)からも売り(ショート)からも取引できるため、このような状態が可能になります。 たとえば、・USD/JPYを買いで1万通貨保有・同時にUSD/JPYを売りで1万通貨保有 この状態が「両建て」です。 両建ての特徴と仕組み 両建てを行うと、為替レートが上下しても、一方のポジションの損益をもう一方が打ち消す形になります。 そのため、一見すると「損失を止められる安全な取引」のように見えることがありますが、実際には注意が必要です。…
モメンタムとは

モメンタムとは何か|FX相場の勢いを見極める基本テクニカル指標を徹底解説

FX取引では、「今の相場に勢いがあるのかどうか」を判断することが非常に重要です。その判断に役立つ代表的なテクニカル指標が「モメンタム」です。この記事では、FX初心者から中級者の方に向けて、モメンタムの意味・見方・実際の取引での活用方法をわかりやすく解説します。 モメンタムとは モメンタムとは、過去の価格変動をもとに、現在の相場の勢いや方向性を判断するテクニカル指標です。価格そのものではなく、「どれだけ勢いよく動いているか」に注目する点が特徴です。FXでは、トレンドの強さや継続性を判断する目的で広く使われています。 モメンタムの基本的な見方 モメンタムは、サブチャートにラインとして表示される指標です。判断の基準は非常にシンプルで、以下のように考えます。 ・モメンタムが0を上回っている → 上昇トレンド・モメンタムが0を下回っている…
ミシガン大学消費者態度指数とは

ミシガン大学消費者態度指数とは|FX相場に与える影響と見方をわかりやすく解説

FX取引では、金利や雇用統計だけでなく「消費者の心理」を示す経済指標も重要な判断材料になります。その代表例が、米国の景気マインドを測る「ミシガン大学消費者態度指数」です。本記事では、FX初心者〜中級者の方に向けて、指標の基本から為替相場への影響まで丁寧に解説します。 ミシガン大学消費者態度指数とは ミシガン大学消費者態度指数とは、米国の消費者マインドを数値化した経済指標です。正式にはミシガン大学サーベイ・リサーチセンターが毎月発表しており、「ミシガン大学信頼感指数」とも呼ばれています。300〜500人の一般消費者を対象にアンケート調査を行い、1966年を100として指数化されています。 調査内容と発表スケジュール この指数は、以下のような消費者の意識を調査しています。 ・現在の家計状況・将来の景気見通し・購買意欲や雇用環境への評価 発表スケジュールは少し特徴的で、毎月第2または第3金曜日に「速報値」、月末の最終金曜日に「確定値」が公表されます。 FX市場では、特に速報値が重視され、発表直後に相場が大きく動くこともあります。…
マリー取引とは

マリー取引とは何か|FXにおける為替リスクを相殺する仕組みをわかりやすく解説

FX取引では、為替変動によるリスクをどのように管理するかが非常に重要です。その中で、あまり個人投資家には馴染みがないものの、プロの現場で使われているのが「マリー取引」です。本記事では、FX初心者〜中級者の方に向けて、マリー取引の意味や仕組み、注意点を丁寧に解説します。 マリー取引とは マリー取引とは、外国為替取引において同一通貨の「売り」と「買い」を結びつけることで、為替の持ち高(ポジション)を相殺する取引手法です。「マリー(marry)」は英語で「結びつける」「相殺する」という意味を持ち、日本語では「為替マリー」や「通貨マリー」とも呼ばれます。同じ通貨ペアの売りと買いを内部的に相殺することで、為替リスクを実質的にゼロに近づけることができます。 マリー取引が使われる目的 本来、マリー取引は為替変動リスクを回避することを目的とした仕組みです。特にFX取扱業者や銀行などの金融機関が、自社内で発生した売り注文と買い注文を突き合わせることで、為替の持ち高を調整する際に用いられます。 この方法を使うことで、インターバンク市場に新たな注文を出す必要がなくなり、無駄な為替リスクを抱えずに済みます。 マリー取引のコスト面でのメリット マリー取引には、コスト面での大きなメリットがあります。…
マージンコールとは

マージンコールとは何か|FX取引で必ず理解しておきたい重要な警告制度

FX取引では、相場が急変すると口座資金が想定以上に減少することがあります。そのような状況で発生するのが「マージンコール」です。本記事では、FX初心者の方でも理解できるように、マージンコールの仕組みと注意点をわかりやすく解説します。 マージンコールとは マージンコールとは、FX取引において証拠金維持率が一定水準を下回った場合に、FX会社から追加の証拠金の入金やポジション決済を求められる通知のことです。FXは証拠金を担保にレバレッジをかけて取引を行うため、相場が不利な方向に動くと口座残高が急速に減少します。その結果、ポジションを維持するために必要な最低証拠金を下回ると、マージンコールが発生します。 マージンコールが発生する仕組み FX会社では、口座の安全性を保つために「証拠金維持率」を常に監視しています。証拠金維持率がFX会社ごとに定められた基準を下回ると、投資家に対してマージンコールが通知されます。 この通知を受けた場合、決められた期日までに以下の対応が必要になります。 ・追加で証拠金を入金する・保有しているポジションを一部または全部決済する 期日までに対応しない場合、ポジションは強制的に決済されることになります。…
FXにおけるポジションとは

FXにおけるポジションとは?初心者でもわかる意味・種類・注意点を解説

FXを始めると必ず出てくる言葉が「ポジション」です。チャート分析や経済指標の話は理解できても、「今ポジションを持っている」「ポジションを解消する」と言われると、少し曖昧に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、FXにおけるポジションの基本的な意味から、種類、実際の取引例、初心者が注意すべきポイントまでをわかりやすく解説します。 ポジションとは何か FXにおけるポジションとは、新規注文を出して約定し、まだ決済していない建玉(たてぎょく)のことを指します。簡単に言うと、「今現在保有している取引中の状態」がポジションです。 ポジションを持っている間は、為替レートの変動によって、・含み益が出る・含み損が出るという状態が常に変化します。 ロングポジションとショートポジションの違い FXの大きな特徴は、「買い」からも「売り」からも取引を始められる点です。そのため、ポジションには次の2種類があります。 ロングポジションとは、通貨を買って保有している状態です。たとえば、ドル円を110円で買った場合、円安(ドル高)が進めば利益が出ます。 ショートポジションとは、通貨を売って保有している状態です。ドル円を110円で売った場合、円高(ドル安)が進めば利益になります。…