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トークン規格とは?意味・仕組みをわかりやすく解説|ERC-20・ERC-721など主要規格も紹介

Tōkun kikaku

トークン規格とは?

トークン規格とは、ブロックチェーン上で発行されるデジタルトークンの動作や機能を定義するルールや仕様のことです。

簡単に言うと、トークン規格は「トークンの設計ルール」です。
このルールに従ってトークンを作ることで、ウォレット・取引所・アプリケーションなどのさまざまなサービスとスムーズに連携できるようになります。

例えば、同じ規格で作られたトークンであれば、

  • 暗号資産ウォレットで保管できる

  • 分散型取引所(DEX)で取引できる

  • DeFiサービスで利用できる

といった互換性が確保されます。

このように、トークン規格はブロックチェーンエコシステム全体の相互運用性を支える重要な仕組みとなっています。

トークン規格の役割

トークン規格には、主に次のような役割があります。

トークンの機能を統一する

トークン規格では、トークンの基本機能が定義されています。

例えば以下のような項目です。

  • トークンの送金方法

  • 残高の確認方法

  • 発行枚数の管理

  • 承認(approve)機能

これにより、開発者やサービス提供者は共通の仕様に基づいてアプリケーションを構築できます。

ウォレットや取引所との互換性を確保する

トークン規格があることで、同じ規格に対応したウォレットや取引所でトークンを扱えるようになります。

もし規格が存在しなければ、トークンごとに専用システムを作る必要があり、ブロックチェーンの普及は難しくなります。

DeFiやNFTなどのエコシステムを支える

トークン規格は、次のような分野の基盤となっています。

  • DeFi(分散型金融)

  • NFT

  • ブロックチェーンゲーム

  • Web3アプリケーション

規格によってトークンの種類や用途が明確になるため、開発者は新しいサービスを作りやすくなります。

主なトークン規格

ブロックチェーンごとに、さまざまなトークン規格が存在します。

ここでは代表的なものを紹介します。

ERC-20(イーアールシー20)

ERC-20は、Ethereumブロックチェーンで最も広く使われているトークン規格です。

この規格は、トークンの基本的な動作を定義した仕様で、多くの暗号資産プロジェクトが採用しています。

特徴

  • Ethereum上の標準的トークン

  • DeFiで広く利用

  • ウォレットや取引所との互換性が高い

現在流通している多くのトークンは、このERC-20規格に基づいて発行されています。

ERC-721(NFT規格)

ERC-721は、NFT(非代替性トークン)を作成するためのトークン規格です。

ERC-20と違い、それぞれのトークンが固有の価値を持つ唯一の資産として扱われます。

主な用途

  • デジタルアート

  • NFTコレクション

  • ゲームアイテム

  • 仮想土地

NFTブームの中心となった規格として広く知られています。

BEP-20

BEP-20は、BNB Smart Chain(BSC)で利用されるトークン規格です。

役割としてはERC-20とほぼ同じですが、BSCネットワークで利用される点が特徴です。

特徴

  • 取引手数料が比較的安い

  • トランザクション処理が速い

  • 多くのDeFiプロジェクトで採用

このため、BSC上の暗号資産プロジェクトで広く使われています。

BEP-2

BEP-2は、BNB Beacon Chainで使用されるトークン規格です。

この規格では、BNB Beacon Chain上でトークンを発行・管理するためのルールが定義されています。

主にBNBエコシステム初期のトークンで利用されていました。

SPL(Solana Program Library)

SPLは、Solanaブロックチェーンで利用されるトークン規格です。

Solana上で発行されるトークンは、このSPL規格に準拠することで、Solanaウォレットやスマートコントラクトと連携できます。

特徴

  • Solanaエコシステムの標準トークン

  • 高速処理と低コスト

  • DeFiやNFTプロジェクトで利用

トークン規格を理解する重要性

トークン規格を理解することで、暗号資産の仕組みやプロジェクトの違いをより深く理解できます。

例えば、

  • ERC-20 → DeFiトークンが多い

  • ERC-721 → NFT

  • BEP-20 → BNBチェーンのトークン

  • SPL → Solana系プロジェクト

といった形で、トークンの用途やエコシステムを判断するヒントになります。

トークン規格の注意点

トークン規格が同じでも、トークンの価値や信頼性はプロジェクトごとに大きく異なります。

注意すべきポイントとしては次のようなものがあります。

  • プロジェクトの信頼性

  • スマートコントラクトの安全性

  • 流動性や市場規模

  • 詐欺プロジェクトの存在

規格はあくまで「技術的なルール」であり、投資価値を保証するものではない点に注意が必要です

まとめ

トークン規格とは、ブロックチェーン上のトークンの動作や機能を定義する共通ルールです。

代表的な規格には次のものがあります。

  • ERC-20(Ethereumの標準トークン)

  • ERC-721(NFT規格)

  • BEP-20(BNB Smart Chain)

  • BEP-2(BNB Beacon Chain)

  • SPL(Solana)

トークン規格は、ウォレット・取引所・DeFiなどのサービスが連携するための基盤となる重要な技術です。
暗号資産やWeb3の仕組みを理解するうえでも、基本的な知識として押さえておくとよいでしょう。

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