引受保険会社とは

引受保険会社とは?意味や役割をわかりやすく解説

引受保険会社(ひきうけほけんかいしゃ)とは、生命保険や損害保険などの保険商品を引き受け、保険料の運用や保険金の支払いを行う会社のことです。
わかりやすくいえば、私たちが普段「保険会社」と呼んでいる存在が「引受保険会社」にあたります。

引受保険会社の基本的な役割

引受保険会社には、大きく分けて次のような役割があります。

  1. 保険契約の引き受け
    契約者が申し込んだ保険を審査し、リスクに応じて契約を引き受けるかどうかを判断します。

  2. 保険料の運用
    契約者から集めた保険料を株式や債券などで運用し、将来の保険金支払いに備えます。

  3. 保険金の支払い
    契約で定められた保険事故(死亡・病気・事故など)が起こったときに、保険金や給付金を支払います。

 

「代理店」や「保険募集人」との違い

引受保険会社は「実際に保険を引き受け、保険金を支払う会社」です。
一方で、保険の販売や契約手続きを担うのは「保険代理店」や「保険募集人」と呼ばれる存在です。

  • 引受保険会社:契約の引き受け、保険料運用、保険金支払いを行う

  • 保険代理店・募集人:保険商品をお客さまに紹介・販売する窓口

👉 たとえば、保険ショップで保険に加入した場合、契約先は「引受保険会社」であり、ショップは契約手続きをサポートする「代理店」という立場になります。

引受保険会社の具体例

日本で代表的な引受保険会社には次のようなものがあります。

  • 生命保険会社:日本生命、第一生命、明治安田生命 など

  • 損害保険会社:東京海上日動火災、三井住友海上、損保ジャパン など

私たちが加入する医療保険や自動車保険、火災保険といった商品は、いずれもこれらの引受保険会社によって運営されています。

まとめ

  • 引受保険会社とは、保険契約を引き受け、保険料の運用や保険金の支払いを担う会社のこと。

  • いわゆる「保険会社」を指す言葉であり、保険代理店や募集人とは役割が異なる。

  • 日本には生命保険会社や損害保険会社など、さまざまな引受保険会社が存在する。

保険に加入するとき、「どの保険会社の商品なのか」を意識することはとても重要です。安心して契約を続けるためにも、引受保険会社の健全性や信頼性を確認しておくとよいでしょう。

さらに参照してください:

非喫煙者割引とは?生命保険で保険料が安くなる条件をわかりやすく解説