最近、クレジットカード選びでよく聞くようになった「デュアル発行」。
VisaとMastercardといった国際ブランドを2種類同時に持てる発行方式のことで、利用の幅を広げたい方に注目されています。
この記事では、日本のクレジット分野での実務経験をもとに、デュアル発行の特徴・メリット・注意点を初心者にもわかりやすく解説します。
デュアル発行(Dual Issue)とは?
デュアル発行とは、1つの発行会社が Visa と Mastercard など、2つの国際ブランドのクレジットカードを同時に発行する仕組みのこと。
カードが2枚発行されるケースと、1枚のカードに2つのブランドを搭載するケースがあります(日本では前者が一般的)。
国際ブランドは利用できる国・加盟店数・付帯サービスがそれぞれ異なるため、複数ブランドを持つことで決済可能な場面が増えるのが最大のメリットです。
なぜデュアル発行が増えているのか?
近年、オンライン決済や海外サービスの利用が増えたことで、
「Visa は使えるけど Mastercard は不可」「Mastercard なら決済できる」
といったケースがまだ残っています。
そのため、
「利用可能な店舗・サービスを増やしたい」
「海外利用時の決済失敗リスクを減らしたい」
という需要から、多くのカード会社がデュアル発行に対応するようになりました。
デュアル発行のメリット
1. 海外・オンライン決済での「決済不可」を避けやすい
国際ブランドごとに加盟店やオンライン決済システムの相性が異なるため、
VisaとMastercardの2枚持ちなら決済成功率が大幅に上がります。
2. 決済トラブル時のバックアップとして便利
たとえば、
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Visa側で不正検知が入り決済できない
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特定のECサイトでカード番号がブロックされる
などのトラブル時も、もう一方のブランドでスムーズに支払いできます。
3. 特典やキャンペーンを2ブランド分活用できる
ブランドごとにキャンペーン内容が異なる場合、
よりお得なブランドを選んで使い分けられるというメリットがあります。
デュアル発行の注意点
● 年会費が2倍になる場合がある
カード会社によっては、ブランドごとに年会費が発生します。
● 管理すべきカードが増える
カード番号・明細・支払い管理も2セットになるため、
「管理が苦手な方」は注意が必要です。
● 付帯保険がブランドで異なることも
国内・海外旅行保険の内容が異なるケースもあるので、利用前に比較しておくと安心です。
デュアル発行が向いている人
以下のような方は、デュアル発行を選ぶメリットが大きいです。
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海外旅行や海外通販をよく利用する
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オンライン決済を頻繁に使う
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決済トラブルに備えたい
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特典・キャンペーンを最大限活用したい
逆に、日常の国内利用が中心で、カードは1枚にまとめたい方はシングルブランドでも十分です。
具体例:こんな場面で役立つ
例1:海外のホテル予約サイト
Visaがエラーでも、Mastercardだと通るケースが多い。
例2:海外ストリーミングサービス
特定ブランドしか登録を受け付けない場合がある。
例3:オンラインゲームやアプリ課金
決済ゲートウェイの仕様により、ブランド相性で決済可否が変わることも。
デュアル発行なら、こうした困りごとを回避しやすくなります。
まとめ:デュアル発行は「決済の安定性」を求める人に最適
デュアル発行は、
「Visa と Mastercard を使い分けながら、より安心して支払いを行いたい」
という方にとって非常に便利な仕組みです。
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決済可否の幅が広がる
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トラブル時のバックアップになる
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キャンペーンや特典を2ブランド分活用できる
というメリットがある一方、
カード管理や年会費が増える可能性がある点には注意が必要です。
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