IFD注文(イフダン注文)とは

IFD注文(イフダン注文)とは?FX初心者でも失敗しにくい使い方をやさしく解説

FX取引では、「エントリーした後、いつ決済すればいいのか分からない」と悩む方が少なくありません。
そんなときに役立つのが IFD注文(イフダン注文) です。

IFD注文を使えば、新規注文と決済注文を同時に設定 できるため、感情に左右されにくく、計画的な取引がしやすくなります。
この記事では、IFD注文の仕組み・使い方・具体例・注意点 を、FX初心者にもわかりやすく解説します。

IFD注文(イフダン注文)とは?

IFD注文(If Done) とは、
👉 新規の注文が成立したら、その後に行う決済注文をあらかじめセットしておける注文方法 です。

名前の通り、

  • If(もし) 新規注文が約定したら」

  • Done(成立後に) 決済注文を出す」

という仕組みになっています。

IFD注文でできること

IFD注文では、次の2つを同時に発注できます。

  1. 新規注文(エントリー)

    • 指値注文

    • 逆指値注文

  2. 決済注文

    • 利益確定(利確)

    • 損切り(ロスカットとは別)

これにより、
「エントリー後に慌てて決済注文を入れる」
といったミスを防ぐことができます。

IFD注文の具体例(取引シーン)

例:米ドル/円(USD/JPY)を買いでIFD注文

現在のレートが 150.00円 の場合。

  • 新規注文
    → 149.50円になったら買い(指値)

  • 決済注文
    → 150.50円になったら売り(利益確定)

このIFD注文を出しておけば、

  1. 149.50円まで下がったら自動で買い

  2. その後、150.50円まで上がれば自動で決済

という流れがすべて自動で行われます。

IFD注文は損切りにも使える

IFD注文は、利益確定だけでなく 損切り設定 にも使えます。

損切りの例

  • 新規:149.50円で買い

  • 決済:148.80円で売り(損切り)

このように設定しておけば、
相場が想定と逆に動いても 損失を限定 できます。

FXでは、
「利益を伸ばすより、損失を小さく抑えること」
が長く続けるための重要なポイントです。

IFD注文を使うメリット

IFD注文には、次のようなメリットがあります。

  • エントリーと決済を 事前に計画できる

  • チャートをずっと見ていなくてもよい

  • 感情的な取引を防ぎやすい

  • 初心者でも ルール通りのトレード がしやすい

特に、仕事や学校で相場を常にチェックできない方には、
非常に相性の良い注文方法です。

IFD注文の注意点・デメリット

便利なIFD注文にも注意点があります。

  • 新規注文が約定しなければ、決済注文も出ない

  • 相場が急変すると、想定より不利な価格で約定する場合がある

  • FX会社によって 設定できる条件が異なる

また、
レバレッジをかけすぎた状態でIFD注文を入れると、損失も大きくなる
ため、ポジションサイズの管理が重要です。

IFD注文と他の注文方法との違い

IFD注文は、次の注文方法と混同されやすいです。

  • OCO注文
    → 利益確定と損切りを同時に出す(新規注文は含まない)

  • IFO注文
    → IFD注文+OCO注文を組み合わせたもの

FX初心者の方は、
まず IFD注文で「エントリーと決済をセットする感覚」 に慣れるのがおすすめです。

初心者におすすめの使い方

IFD注文を使う際は、次の点を意識しましょう。

  • 事前に 損切りラインを必ず決める

  • 小さなロットで練習する

  • 経済指標発表前後は慎重に使う

「思った方向に動かなかったらどうするか」を
注文時点で決めておくこと が、失敗を減らすコツです。

まとめ|IFD注文は計画的なFX取引の基本

  • IFD注文は 新規と決済を同時に出せる注文方法

  • 利益確定・損切りの両方に活用できる

  • 感情に左右されにくく、初心者向き

  • レバレッジ管理とリスク管理が重要

IFD注文を正しく使えば、
FX取引は 「行き当たりばったり」から「計画的」 なものに変わります。

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