FXや株式のテクニカル分析でよく登場する「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」。
相場の底入れサインとして知られており、下落相場から上昇相場への転換点を探る際に活用されます。
この記事では、FX初心者にもわかりやすく、逆三尊の意味・形・使い方・注意点を丁寧に解説します。
逆三尊とは何か?【基本の意味】
逆三尊とは、相場の下落局面で形成される「底打ち上昇」を示すチャートパターンです。
3つの谷(ボトム)を作りながら価格が推移し、最終的にネックラインを上抜けることで完成します。
逆三尊は、売りの勢いが弱まり、買いが優勢に転じるサインとして、多くのトレーダーに注目されます。
逆三尊の形をステップで理解しよう
逆三尊は、次のような流れで形成されます。
① 左肩(1つ目の谷)
下落していた価格がいったん反発し、最初の安値をつけます。
② 頭(2つ目の谷)
再び下落し、左肩の安値を下回る最安値をつけます。
③ 右肩(3つ目の谷)
もう一度下落しますが、頭ほどは下がらず反発します。
④ ネックラインの上抜け
反発後に高値を結んだライン(ネックライン)を上抜けると、
逆三尊が完成したと判断されます。
FXでの逆三尊の具体例
たとえば、ドル円(USD/JPY)の1時間足で以下のような動きがあったとします。
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左肩:150.00円付近で反発
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頭:149.20円まで下落
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右肩:149.60円で下げ止まり
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ネックライン:150.50円
この場合、
150.50円を明確に上抜けたタイミングがエントリーポイント候補となります。
逆三尊を使った基本的なトレード戦略
FXでは、逆三尊を次のように活用するのが一般的です。
エントリー
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ネックラインを上抜けたのを確認して「買い」
損切り(逆指値)
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右肩の安値、または頭の安値の手前に設定
利確目安
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ネックラインから頭までの値幅分を上に伸ばした水準
これにより、リスクとリターンを事前に計算した取引が可能になります。
逆三尊を使う際の注意点
逆三尊は有効なシグナルですが、万能ではありません。
ダマシに注意
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ネックラインを一瞬超えただけで戻るケースもある
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出来高(株式)やローソク足の勢いも確認したい
相場環境を無視しない
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強い下落トレンド中では機能しにくい
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経済指標発表前後は不安定になりやすい
必ずリスク管理を行う
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逆指値注文を入れないのは危険
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ロスカットを想定した資金管理が必須
三尊との違いもセットで覚えよう
逆三尊と対になるチャートパターンが三尊(さんぞん)です。
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逆三尊:3つの谷 → 底入れ・上昇シグナル
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三尊:3つの山 → 天井・下落シグナル
セットで覚えることで、相場転換の判断力が向上します。
FX初心者へのワンポイントアドバイス
逆三尊は「完成してから使う」ことが重要です。
形が似ている途中段階で飛び乗ると、失敗しやすくなります。
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ネックラインを明確に抜けたか
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ローソク足の勢いは十分か
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損切りラインは明確か
これらを確認するだけでも、トレードの安定感は大きく変わります。
まとめ|逆三尊は底入れを見極める有力なサイン
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逆三尊は下落相場の底打ちを示すチャートパターン
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3つの谷とネックラインがポイント
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FXでも株式でも使える基本的なテクニカル分析
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ダマシ対策とリスク管理が成功のカギ
逆三尊を正しく理解し使いこなせば、
感覚に頼らない根拠あるエントリーができるようになります。
FX初心者から中級者へのステップアップに、ぜひ活用してみてください。
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