FX取引をしていると、
「なぜこの時期は相場が荒れやすいのか?」
「株価指数や為替が急に動く理由は?」
と感じる場面があります。
その背景のひとつにあるのが、限月(げんげつ)という考え方です。
限月は先物・オプション取引の用語ですが、FX相場にも間接的に大きな影響を与えています。
限月とは何か?
限月とは、先物取引やオプション取引において、取引の期限が満了する月のことです。
たとえば、
-
3月に期限を迎える先物取引 → 3月限
-
6月に期限を迎える取引 → 6月限
というように、「〇月限(ギリ)」と呼ばれます。
現在、日本の主な取引所では、
-
株価指数先物・債券先物:3月・6月・9月・12月
-
オプション取引:毎月
が限月として設定されています。
SQ日とは?限月とセットで覚えたい重要日
限月と必ずセットで覚えておきたいのがSQ日です。
SQ日とは、
Special Quotation(特別清算指数)の略で、
先物・オプション取引の最終決済価格が決まる日を指します。
-
原則:限月の第2金曜日
-
日本市場では年4回(3・6・9・12月)が特に重要
このSQ価格をもとに、
大量の先物・オプションポジションが決済されます。
なぜ限月・SQ日は相場が荒れやすいのか?
限月の前後では、次のような動きが起こりやすくなります。
-
大口投資家のポジション調整
-
先物・オプションのロールオーバー
-
現物市場への影響(株・為替)
特に、株価指数先物を通じて、
日経平均株価 → リスクオン/オフ → 為替相場
という流れで、FX市場にも影響が波及します。
FXトレーダーにとっての限月の重要性
FX自体には限月は存在しませんが、
以下の点で無視できない存在です。
-
株価指数先物が大きく動く
-
リスク回避・リスク選好の変化
-
円高・円安が急に進むことがある
特に、
-
ドル円(USD/JPY)
-
クロス円(EUR/JPY、GBP/JPYなど)
は、SQ日前後でボラティリティが高まりやすい傾向があります。
実際の取引シーンでの注意点
FX初心者の方は、限月・SQ日前後では次の点に注意が必要です。
-
スプレッドが一時的に拡大する
-
テクニカルが効きにくくなる
-
急変動でロスカットされやすくなる
特に、金曜日の東京〜ロンドン時間は、
思わぬ値動きが出ることがあります。
限月と満期日の違い
限月という言葉は、
取引所取引(先物・オプション)で使われる用語です。
一方で、
-
店頭取引
-
FX
-
一部のデリバティブ
では、
満期日・行使期限といった表現が使われます。
用語は違っても、
「期限を意識したポジション調整が起きる」という本質は同じです。
まとめ|限月を知ると相場の動きが読める
限月とは、
-
先物・オプション取引の期限が切れる月
-
SQ日に最終決済価格が決定される
-
年4回(3・6・9・12月)は特に要注意
という重要な概念です。
FXトレーダーにとっても、
限月・SQ日を意識するだけで、無駄なエントリーや想定外の損失を避けやすくなります。
「今日はなぜ相場が荒れているのか?」
そう感じたときは、限月やSQ日が近くないかを一度チェックしてみてください。
こちらもご覧ください

