FX(外国為替証拠金取引)を学んでいると、「先物取引(さきものとりひき)」という言葉を目にすることがあります。
どちらも証拠金を使った取引という点では共通していますが、仕組みやリスクの考え方には違いがあります。
この記事では、先物取引の基本を押さえつつ、FXとの共通点・違いを初心者にもわかりやすく解説します。
先物取引とは?基本の仕組みを理解しよう
先物取引とは、
将来の特定の日(決済期日)に、あらかじめ決めた価格で商品を売買する契約のことです。
ポイントは、
「今すぐ商品を受け取る・支払う」のではなく、
将来の価格を今の時点で約束する取引だという点です。
先物取引で扱われる主な商品
先物取引では、実にさまざまな対象が売買されています。
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大豆・とうもろこしなどの農産物
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原油・ガソリンなどのエネルギー商品
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金・銀などの貴金属
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日経平均株価などの株価指数(現物が存在しないもの)
このように、実体のある商品だけでなく、指数のような「形のないもの」も取引対象になります。
証拠金取引という共通点|FXと先物取引の関係
先物取引の大きな特徴のひとつが、証拠金取引であることです。
これはFXと非常によく似た仕組みです。
少ない資金で大きな取引ができる仕組み
一般的に先物取引では、
取引金額の約10%前後の証拠金を預けることで取引が可能とされています。
これは例えるなら、
「商品をすべて買うのではなく、手付金を払って将来の売買を約束する」イメージです。
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10万円の証拠金
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実際には約100万円分の取引
このように、実質的には約10倍の資金を動かしている状態になります。
ハイリターンとハイリスクは表裏一体
証拠金取引の魅力は、少ない資金で大きな利益を狙えることです。
しかし、その反面、リスクも決して小さくありません。
証拠金以上の損失が出る可能性も
価格変動が予想と反対方向に大きく動いた場合、
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証拠金を超える損失
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追加証拠金(追証)が発生
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強制決済(ロスカット)
といったリスクがあります。
これはFXでも同様で、
レバレッジをかけた取引では、利益も損失も拡大するという点を必ず理解しておく必要があります。
実際の取引シーンで考えてみよう
たとえば、
「将来、原油価格が上がる」と予想して先物を買ったとします。
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予想通り価格が上昇 → 大きな利益
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予想に反して下落 → 証拠金が急激に減少
相場は常に変動するため、
予測が外れた場合の対応を事前に決めておくことが非常に重要です。
先物取引・FXに共通する重要なリスク管理
先物取引もFXも、成功のカギはリスク管理です。
特に意識したいポイントは以下の通りです。
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余裕資金で取引する
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レバレッジをかけすぎない
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損切りラインを事前に決める
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一度に大きなポジションを持たない
「大きく儲けたい」よりも、
「長く市場に残る」ことを優先する姿勢が結果的に安定した取引につながります。
まとめ|先物取引を知ることはFX理解にも役立つ
先物取引は、
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将来の価格を今決める取引
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証拠金を使ったレバレッジ取引
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ハイリスク・ハイリターン
という特徴を持っています。
FXも同じく証拠金取引であるため、
先物取引の仕組みを理解することは、FXの理解を深めることにも直結します。
まずは仕組みとリスクを正しく知り、
無理のない取引から経験を積んでいくことが、安定したトレードへの第一歩です。
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