FX(外国為替証拠金取引)を学んでいると、経済ニュースや金融記事の中で
「○○(証券コード1234)」
といった表記を目にすることが増えてきます。
「FXは株をやらないから証券コードは関係ないのでは?」
そう感じる方も多いですが、証券コードは為替相場を理解するうえでも意外と重要な知識です。
この記事では、
証券コードの基本的な意味・仕組み・2024年以降の変更点・FXとの関係性を、初心者にもわかりやすく解説します。
証券コードとは?基本をわかりやすく解説
証券コード(しょうけんコード)とは、
上場している株式や公募債券などの証券を識別するために付けられたコード番号のことです。
このコードは、証券コード協議会によって管理・付与されています。
一般的に、日本で「証券コード」と言う場合は、
👉 上場企業の株式銘柄コード(4桁)
を指すケースがほとんどです。
なぜ証券コードが必要なのか
証券コードがあることで、
-
同じ社名の企業を区別できる
-
売買注文や情報管理を正確に行える
-
世界中の投資家が共通の識別子として使える
といったメリットがあります。
FXに直接使うことはありませんが、
企業・業界・日本経済を理解するための基礎知識として重要です。
証券コードと業種の関係(従来のルール)
日本の株式市場では、証券コードの番号帯ごとに業種の目安がありました。
代表的な例は以下のとおりです。
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1300番台:水産・農業
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1500番台:鉱業
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1600番台:石油・ガス開発
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1700~1900番台:建設
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2000番台:食品
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3000番台:繊維・紙
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4000番台:化学・医薬品
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5000番台:資源・素材
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6000番台:機械・電機
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7000番台:自動車・輸送機
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8000番台:金融・商業
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9000番台:運輸・通信・IT
この仕組みにより、証券コードを見るだけで企業の業種がある程度わかるという特徴がありました。
近年の変化|業種とコードは一致しない?
近年は、新規上場企業の増加により、
従来の番号帯が不足してきました。
その結果、最近のIPO(新規上場株)では、
-
業種に関係なく
-
2000~4000番台
の証券コードが付与されるケースが増えています。
つまり現在では、
👉 証券コードだけで業種を完全に判断するのは難しい
という点に注意が必要です。
2024年からの大きな変更点|英文字入り証券コード
重要なポイントとして、
2024年1月以降に承認された新規上場株からは、
👉 「130A」のように英文字を含む証券コード
が導入されています。
なぜ英文字が入るのか?
-
4桁数字の組み合わせが限界に近づいている
-
将来の上場増加に対応するため
という理由からです。
なお、この変更によって
既存の証券コードが変更されることはありません。
FXトレーダーが証券コードを知る意味
FX取引では、直接「証券コードで売買」することはありません。
しかし、次のような場面で役立ちます。
① 経済ニュース・企業決算を読むとき
ニュースで、
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「トヨタ(7203)」
-
「ソニー(6758)」
といった表記があれば、
どの企業の話かを瞬時に把握できます。
② 円相場と企業業績の関係を考えるとき
-
自動車株(7000番台)が好調 → 円安の影響?
-
電機株(6000番台)が不調 → 為替の影響?
このように、証券コードをきっかけに為替との関係を考える視点が持てます。
ワンポイント|世界共通の証券コード「ISINコード」
証券市場の国際化に伴い、
ISINコード(国際証券識別番号)が導入されています。
ISINコードの特徴は以下の通りです。
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全12桁
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最初の2文字:国コード(日本は「JP」)
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次の9桁:証券コード
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最後の1桁:チェックコード
日本では、1993年7月から導入されています。
FXトレーダーが海外ニュースを見る際にも、
ISINコードが使われる場面があります。
まとめ|証券コードはFX理解を深める基礎知識
証券コードは株式投資だけの知識ではありません。
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日本企業の業種構造を理解する
-
経済ニュースを正しく読む
-
円相場と企業業績の関係を考える
こうした点で、FXトレーダーにとっても有益な基礎知識です。
FX初心者の方は、
「証券コード=日本経済を読むための番号」
というイメージで、無理なく覚えていきましょう。
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