FX(外国為替証拠金取引)をしていると、「信用期日」という言葉を
株式市場のニュースや相場解説で目にすることがあります。
「株の話なのに、FXと関係あるの?」
そう思う方も多いかもしれません。
結論から言うと、信用期日はFXトレーダーにとっても重要なヒントになります。
本記事では、信用期日の基本的な仕組みから、
なぜ為替相場に影響を与えるのかまで、わかりやすく解説します。
信用期日とは?まずは基本を押さえよう
信用期日(しんようきじつ)とは、
株式の信用取引において、建てたポジションを決済しなければならない期限のことです。
信用取引では、
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現金や株式を担保に
-
証券会社から資金や株を借りて取引
を行いますが、いつまでも保有できるわけではありません。
制度信用取引の信用期日は「6ヵ月」
日本の株式市場で広く使われている
制度信用取引では、信用期日は明確に決められています。
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返済期限:6ヵ月
-
新規建てした約定日から
-
6ヵ月目の応答日までに決済が必要
この期限までに、
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反対売買を行う
-
現引き・現渡しを行う
といった決済をしなければ、
👉 強制的に自動決済(強制決済)されてしまいます。
一般信用取引との違いも知っておこう
信用取引には、制度信用のほかに
一般信用取引があります。
一般信用取引では、
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期日や金利を証券会社が独自に設定
-
無期限で保有できるケースもある
という違いがあります。
そのため、
「信用期日=必ず6ヵ月」
というわけではありませんが、市場全体への影響が大きいのは制度信用です。
なぜ信用期日が近づくと株価が動きやすくなるのか?
信用期日が近づくと、
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決済を迫られる投資家が増える
-
含み損・含み益に関係なく手仕舞いが出る
という状況になります。
その結果、
-
買い残が多い銘柄 → 売りが出やすい
-
売り残が多い銘柄 → 買い戻しが入りやすい
など、需給の偏りによる株価変動が起こりやすくなります。
信用期日とFXの関係|なぜ為替トレーダーが気にするべきか
① 株価変動がリスクセンチメントを動かす
信用期日による株価の下落や乱高下は、
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投資家心理の悪化
-
リスク回避姿勢の強まり
につながることがあります。
このような場面ではFX市場で、
-
円高(JPY買い)
-
スイスフラン高
といったリスクオフの動きが出やすくなります。
② 日本株と円相場の関係性
特に日本市場では、
-
信用期日集中
-
株式の大幅下落
が起きると、
-
海外投資家の日本株売り
-
為替ヘッジの動き
が重なり、円相場が不安定になることがあります。
FX取引での具体的な活用シーン
ケース:信用期日を控えた株式市場が不安定なとき
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日本株が軟調
-
信用期日の決済売りが増加
-
投資家心理は慎重
このような局面では、
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クロス円(AUD/JPY、NZD/JPY)の下落警戒
-
USD/JPYの戻り売りを検討
といった戦略が考えられます。
もちろん、
-
金利動向
-
経済指標
-
中央銀行の政策
と併せて判断することが前提です。
FX初心者が注意すべきポイント
信用期日の情報をFXに使う際は、
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個別銘柄の値動きに振り回されない
-
為替の主役はあくまで金利と金融政策
-
株式要因は「補助材料」として扱う
ことが重要です。
FXは期限のない取引である一方、
株式の信用取引には期限があります。
この違いを理解するだけでも、
相場の見え方は大きく変わります。
まとめ|信用期日を知ると相場の背景が読める
信用期日とは、
-
株式の信用取引における返済期限
-
制度信用では原則6ヵ月
-
期限前後は株価が動きやすい
という重要な仕組みです。
FXトレーダーにとっては、
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株式市場の不安定要因を察知
-
リスクオン/オフの判断材料
として活用できます。
為替だけを見るのではなく、
株式市場の仕組みを理解することが、FXの精度を高める近道です。
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