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AUM(運用資産残高)とは?意味・仕組みをわかりやすく解説|暗号資産・DeFiで重要な指標

Un'yō shisan zandaka

AUM(運用資産残高)の意味

AUM(Assets Under Management)とは、投資運用会社やプロトコルが管理・運用している資産の合計額です。

具体的には次のような資産が含まれます。

  • 投資信託の資産

  • ヘッジファンドの資産

  • 暗号資産ファンドの資金

  • DeFiプロトコルに預けられたトークン

  • 機関投資家から委託された運用資金

つまりAUMは、**「その金融サービスがどれくらいの資金を動かしているか」**を示す規模の指標と言えます。

例えば、

  • AUM:100億円 → 中規模ファンド

  • AUM:1兆円 → 大規模ファンド

といったように、運用会社の影響力や信頼度を測る材料として使われることがあります。

AUMの仕組み(どのように計算される?)

AUMは基本的に、運用している資産の市場価格を合計して算出されます。

シンプルなイメージとしては次の通りです。

AUM = 運用資産の市場価値の合計

例えば、ある暗号資産ファンドが以下の資産を保有しているとします。

  • BTC:5000万円

  • ETH:3000万円

  • ステーブルコイン:2000万円

この場合AUM = 1億円となります。

ただし実際の金融業界では、AUMの計算方法は会社ごとに異なる場合があります。

含まれることがある資産例

  • 投資家の預かり資産

  • ファンドの資産

  • 現金

  • ステーキング資産

  • DeFi流動性プール資金

そのため、AUMの定義は企業ごとに多少違うことがある点は覚えておきましょう。

暗号資産・DeFiでのAUMの意味

暗号資産業界でもAUMは非常に重要な指標です。

特に次のような分野でよく使われます。

1 暗号資産ファンド

暗号資産ファンドでは

  • ビットコイン

  • イーサリアム

  • DeFiトークン

などをまとめて運用しています。

このときAUMは「そのファンドに集まっている資金の規模」を表します。

AUMが大きいほど

  • 多くの投資家が資金を預けている

  • 市場への影響力が大きい

と判断されることがあります。

2 DeFiプロトコル

DeFiではAUMに近い概念としてTVL(Total Value Locked)がよく使われます。

TVLとは

  • ステーキング

  • 流動性提供

  • レンディング

などでスマートコントラクトに預けられている資産総額を示す指標です。

AUMとTVLは似ており、

  • AUM → 運用会社が管理する資産

  • TVL → DeFiプロトコルにロックされた資産

という違いがあります。

AUMが重要な理由

AUMは金融サービスを評価する際の重要な指標です。
主に次の3つの理由があります。

1 サービスの規模がわかる

AUMが大きいほど

  • 利用者が多い

  • 運用資金が多い

  • 市場への影響力がある

と考えられます。

そのためAUMは金融機関の規模を示す代表的な数字です。

2 市場からの信頼度の目安

多くの投資家が資金を預けているサービスは、一般的に

  • 実績がある

  • 運用体制が整っている

と見られることがあります。

そのためAUMは市場の信頼度の一つの指標としても使われます。

3 手数料収益に直結する

多くの投資会社は、AUMに対して一定の割合で運用手数料を徴収します。

例えば

  • AUM:1000億円

  • 手数料:年1%

この場合年間10億円の収益となります。

そのため金融会社にとってAUMは、ビジネスの収益基盤となる重要な数字です。

AUMを見るときの注意点

AUMは便利な指標ですが、大きいほど必ず優れているとは限りません。

主な理由は次の通りです。

1 運用規模が大きすぎるとパフォーマンスが落ちる場合もある

ファンドによっては、資金が増えすぎると

  • 柔軟な投資ができない

  • 小型銘柄に投資できない

などの理由で運用効率が落ちることがあります。

そのためAUMが小さいファンドの方が高いリターンを出す場合もあります。

2 市場価格の変動でAUMは大きく変わる

暗号資産市場では価格変動が大きいため、

  • ビットコイン価格上昇
    → AUM急増

ということも珍しくありません。

つまりAUMは資金流入だけでなく価格変動でも変わる指標です。

3 定義が企業ごとに違う場合がある

金融会社によっては

  • 預かり資産のみ

  • 自己資産も含む

  • 現金のみ含む

など、AUMの計算方法が異なる場合があります。

そのためAUMを比較する際は、定義の違いにも注意が必要です。

まとめ

AUM(運用資産残高)とは、投資会社やファンド、DeFiプロトコルなどが管理・運用している資産の総額を指す金融指標です。

この指標は

  • 金融サービスの規模

  • 投資家からの資金流入

  • 市場での影響力

などを把握するために使われます。

ただしAUMは単純な「優劣」を示すものではなく、

  • 市場価格の変動

  • 投資戦略

  • 計算方法の違い

などによって意味合いが変わることもあります。

暗号資産ファンドやDeFiサービスを理解する際は、AUMの意味や仕組みを知っておくことで、プロジェクトや金融サービスの規模感をより正しく把握できるようになります。

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