トンチン保険とは

トンチン保険(とんちんほけん)とは?長生きするほどお得になる仕組みを解説

トンチン保険(またはトンチン年金)とは、同じような年齢や属性を持つ人たちが掛け金を出し合い、集めた資金を運用しながら死亡するまで年金のように受け取れる保険のことです。特徴的なのは、長生きした人ほど多くの給付を受けられるという仕組みです。 トンチン保険の基本構造 トンチン保険では、加入者全員が一定の掛け金を支払い、その資金をまとめて運用します。毎年の給付金は、生存している加入者に分配されるため、加入者の人数が減るにつれて一人あたりの受取額が増えます。 例10人が同額を掛け、毎年均等に分配。3年後に5人が亡くなれば、残り5人で分けるため、一人あたりの受取額が倍になるイメージです。 トンチン保険のメリット 長生きリスクへの備えになる公的年金だけでは不足しがちな老後資金を、長期間にわたって受け取れます。 安定した収入源を確保できる生涯にわたり給付が続くため、資金が尽きる心配を軽減します。 運用益を共有できる資金を共同運用するため、個人で運用するより効率的になる可能性があります。…
トンチン性とは

トンチン性(とんちんせい)とは?保険や年金における意味をわかりやすく解説

トンチン性(とんちんせい)とは、トンチン保険やトンチン年金において、生存期間に応じて給付額が変化する性質や、長生きするほど有利になる「射幸的(しゃこうてき)な傾向」を指す言葉です。生命保険や年金商品の中でも、長寿リスクへの備えとして設計された仕組みに深く関わる概念です。 トンチン保険(年金)とは? トンチン保険(英語では "Tontine")は、複数の契約者が保険料を出し合い、その運用益を生き残った加入者に分配する仕組みを持つ保険や年金制度です。18世紀ヨーロッパで考案され、日本では長寿リスク対応型の商品として応用されています。 ポイント長生きすればするほど、総受取額が増える可能性があるのが特徴です。 トンチン性の特徴 生存期間に比例して給付が増える長生きする人ほど、他の加入者が亡くなった後の分配を受けられるため有利になります。 射幸性がある「長生きできれば多く受け取れる」という偶然性・期待感があり、ギャンブル的な要素を含むという意味で射幸的と表現されます。…
取消とは

取消(とりけし)とは?保険契約における意味と無効との違い

取消(とりけし)とは、契約の過程に問題があった場合に、その契約を遡(さかのぼ)って無効にすることを指します。特定の人が「この契約は成立しなかったことにする」という意思表示を行うことで成立します。 保険契約では、契約時の詐欺や重大な事実の不告知などが発覚した場合に、保険会社が「取消」を申し出ることがあります。 保険における取消の具体例 例えば、ある人が生命保険に加入する際、意図的に健康状態を偽って申告したとします。後になってその事実が判明した場合、保険会社は契約の締結時点にさかのぼって「その契約はなかった」と扱うことができます。これが「取消」です。 ポイント取消になると、契約は初めから存在しなかったものとして扱われ、保険金の支払い義務もなくなります。 取消と無効の違い 保険用語では、「取消」とよく混同される言葉に無効がありますが、意味は異なります。 項目…
戸室とは

戸室(とむろ)とは?意味・使い方をわかりやすく解説

戸室(とむろ)とは、マンションやアパートなどの共同住宅における「1世帯の生活単位として区切られた建物部分」を指す言葉です。日常生活ではあまり耳にしない用語ですが、火災保険や共済制度の契約書、建物の管理規約などで使われることがあります。 戸室の定義 1世帯が生活するための区切られた空間を指す 対象は共同住宅(マンション・アパート・社宅など) 管理人室や建物所有者の住居も戸室に含まれる   具体例 マンションの1室10階建てマンションのうち、101号室や502号室など、個別の住戸がそれぞれ戸室です。…
都民共済とは

都民共済とは?特徴・加入条件・保障内容をわかりやすく解説

都民共済(とみんきょうさい)は、正式名称を東京都民共済生活協同組合といい、全国生活協同組合連合会(全国生協連)に加盟する共済団体です。消費生活協同組合法に基づき、厚生労働省の認可を受けて運営されており、東京都内に住んでいる方、または勤務地が東京都内にある方が加入できます。 都民共済の事業内容 都民共済は「共済事業」を通じて、万一の生活リスクに備える保障を提供しています。主な事業は次の通りです。 生命共済病気やケガによる死亡・入院などに備える保障。月々の掛金が比較的安く、シンプルな保障内容が特徴です。 新型火災共済火災や自然災害による建物・家財の損害を補償。低コストで必要最低限の保障を確保できます。   加入条件 居住地または勤務地が東京都内であること…
特約の中途解約とは

特約の中途解約とは?意味・手続き・注意点をわかりやすく解説

特約の中途解約(とくやくのちゅうとかいやく)とは、生命保険や医療保険などの契約期間中に、主契約はそのまま残し、特約部分だけを解約することをいいます。 保険契約は「主契約」と、それに付加する「特約」の組み合わせで成り立っています。主契約を解約して特約だけを残すことはできませんが、特約だけを中途で外すことは可能です。 主契約と特約の基本的な関係 主契約:保険の基礎となる契約(例:終身保険、定期保険など) 特約:主契約に任意で追加できる保障(例:医療特約、がん特約、災害死亡特約など) 特約は主契約を補完する役割を持つため、主契約が満期や解約になれば、特約も自動的に終了します。 特約の中途解約が行われるケース 保険料負担を減らしたいとき家計の見直しで保険料を抑えるため、不要な特約を解約する。…
特約とは

特約とは?意味・仕組み・注意点をわかりやすく解説

特約(とくやく)とは、生命保険や医療保険などの主契約に任意で追加できるオプション保障のことです。主契約が「基本の保険」であるのに対し、特約は必要に応じて保障内容を拡張できる「追加パーツ」のような役割を果たします。 特約の具体例 主契約:終身保険(死亡保障) 付加する特約:医療保障特約、がん特約、災害死亡特約 など 例えば、終身保険で一生涯の死亡保障を確保しつつ、医療保障特約を付ければ、入院や手術のときも給付金を受け取れます。 特約の特徴と仕組み 主契約に付随する特約は単独で契約できず、必ず主契約に付随します。そのため、主契約が満期・解約になると、特約の保障も同時に終了します。…
特別配当とは

特別配当とは?意味・種類・受け取り条件をわかりやすく解説

特別配当(とくべつはいとう)とは、生命保険などの長期契約を対象に、一定条件を満たした契約者に支払われる配当金の一種です。通常の配当金とは異なり、特定のタイミングや契約状況に応じて支払われるため、「長期継続特別配当」や「消滅時特別配当」などの種類があります。 特別配当の2つの種類 1. 長期継続特別配当 契約期間が一定年以上(例:10年以上)継続した場合に支払われる配当金です。長く保険を続けた契約者への「継続ボーナス」のような位置づけで、契約年数や保険料の総額に応じて金額が決まります。 例・15年間契約を継続した場合、契約満了時に特別配当を受け取れる・保険料総額が多いほど配当額も増える傾向がある 2. 消滅時特別配当…
特別条件付契約(条件付特約)とは

特別条件付契約(条件付特約)とは?意味・内容・具体例をわかりやすく解説

特別条件付契約(とくべつじょうけんつきけいやく)、別名条件付特約(じょうけんつきとくやく)とは、生命保険や医療保険などの契約時に、被保険者(保障の対象となる人)の健康状態が保険会社の定める基準に満たない場合に、通常の契約条件に追加の制限や変更が加えられる契約形態のことです。 たとえば、高血圧や糖尿病などの既往症がある場合、保険金額の削減、保険料の割増、特定疾病の保障除外などの条件が付けられることがあります。 なぜ特別条件が付くのか 生命保険会社は、加入者の健康状態や病歴をもとに、将来的な保険金支払いリスクを評価します。その結果、通常条件では引き受けが難しいと判断される場合でも、条件を変更することで契約が成立できるようにするのが特別条件付契約です。 この仕組みにより、持病や既往症があっても一定の保障を得られる可能性が広がります。 特別条件付契約の主な種類 特別条件には大きく分けて3つのパターンがあります。 1.…
特別支給の老齢厚生年金とは

特別支給の老齢厚生年金とは?受給条件・支給額・注意点をわかりやすく解説

特別支給の老齢厚生年金(とくべつしきゅうのろうれいこうせいねんきん)は、60歳から64歳までの間に受け取れる老齢厚生年金の制度です。これは、昭和60年(1985年)の年金制度改正で年金の支給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたことを受け、段階的な移行措置として設けられました。 制度の背景 もともと老齢厚生年金は60歳から受け取れましたが、少子高齢化や平均寿命の延びに伴い、年金財政を安定させるため支給開始年齢が65歳に変更されました。ただし、この変更を急に適用すると60歳以降の生活設計に影響が出るため、昭和36年4月1日以前に生まれた人を対象に、60〜64歳でも年金が受け取れる特例として導入されたのが特別支給です。 受給できる条件 特別支給の老齢厚生年金を受け取るためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。 生年月日が昭和36年4月1日以前(生まれ年によって支給開始年齢が異なります) 老齢基礎年金の受給資格期間(10年以上)を満たしている※2017年8月の改正前は25年以上が必要でした 厚生年金の加入期間が1年以上ある…