転換価格とは

転換価格(てんかんかかく)とは?生命保険の転換制度とあわせて解説

転換価格(てんかんかかく)とは、現在加入している生命保険を新しい保険に切り替える(転換する)際に、その既契約を「下取り」した金額のことです。具体的には、現在の契約の責任準備金に、積立配当金などを加えた金額を指します。 転換制度とは? 転換とは、今加入している生命保険を新しい契約に変更する制度です。保険会社が既契約を下取りし、その金額(=転換価格)を新しい保険の契約に充てます。 例:転換の流れ 現在の保険契約を解約せずに下取りに出す...
逓増定期保険とは

逓増定期保険(ていぞうていきほけん)とは?法人の節税や退職金準備に役立つ保険

逓増定期保険(ていぞうていきほけん)とは、定期保険の一種で、保険料は変わらないまま、保障額(保険金額)が契約期間中に段階的に増えていくタイプの保険です。特に法人契約での利用が多く、経営者や役員の退職金・死亡退職金・弔慰金などの資金準備を目的として加入されます。 特徴とメリット 保障額が増えていく契約初期よりも後半の保障が大きくなるため、将来的に必要となる資金額に合わせやすい設計です。 法人の節税対策になる税法上の要件を満たすことで、支払った保険料の一定割合を損金に算入でき、法人税の負担軽減が期待できます。 解約返戻率が短期でピークを迎える一般的な保険よりも早い時期に解約返戻金が高くなるため、計画的に資金を引き出せます。...
逓増型とは

逓増型(ていぞうがた)とは?意味と特徴をやさしく解説

逓増型(ていぞうがた)とは、契約期間中に保険金額が一定額または一定の割合で増えていくタイプの保険を指します。「逓増」とは段階的に増えることを意味し、時間の経過とともに保障額が大きくなるのが特徴です。 逓増型保険のメリット 物価上昇への対応が可能将来のインフレや生活費の上昇に備えられます。例えば、10年後に物価が20%上がったとしても、保険金額が増えていれば受け取る価値を維持できます。 企業のニーズにマッチ解約返戻金(かいやくへんれいきん)が通常の定期保険より高くなる傾向があり、役員退職金や事業保障の資金準備に活用されることが多いです。 保険料は一定多くの場合、契約期間中は保険料が変わらず、保障だけが増えていきます。...
定性評価とは

定性評価(ていせいひょうか)とは?投資信託や資産運用で使われる評価方法を解説

定性評価(ていせいひょうか)とは、投資信託や資産運用会社を評価するときに、数字だけでは測れない要素を中心に評価する方法です。過去の運用成績(定量評価)だけに頼らず、意思決定のプロセス・運用体制・投資哲学・リスク管理の姿勢などを重視します。 定性評価が重視される理由 投資信託の選び方というと、「過去の運用成績が良いものを選ぶ」というイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、過去の成績が将来も続くとは限らないのが投資の世界です。 例えば… 一時的に好成績だったが、偶然や一過性の市場環境によるものだった...
定時決定とは

定時決定(ていじけってい)とは?しくみと流れをわかりやすく解説

「定時決定(ていじけってい)」とは、厚生年金保険や健康保険の保険料を計算する基礎となる「標準報酬月額」を、毎年1回見直す手続きのことです。 事業主が提出する算定基礎届をもとに、厚生労働大臣(実際の事務は年金事務所など)が標準報酬月額を決定します。これにより、実際の給与額と標準報酬月額との間に大きな差が出ないように調整します。 なぜ定時決定が必要なのか? 保険料は「標準報酬月額」に応じて計算されます。もし標準報酬月額が実際の給与額とかけ離れていると、保険料が多すぎたり少なすぎたりする可能性があります。 定時決定を行うことで、...
逓減定期保険とは

逓減定期保険(ていげんていきほけん)とは?初心者向け解説

逓減定期保険(ていげんていきほけん)とは、一定期間の保障を持つ定期保険の一種です。特徴は、保険料は変わらないまま、保険金額(保障額)が段階的に減っていく点です。 たとえば、契約当初は3,000万円の保障があっても、5年ごとなどの一定期間で少しずつ減額され、契約満了時にはゼロになる仕組みです。 なぜ保障が減るのか? 逓減定期保険は、ライフステージに応じて必要な保障額が減っていくケースに対応しています。代表的なのは子育て世帯です。 子どもが小さい頃:教育費や生活費が多く必要...
逓減型とは

逓減型とは?わかりやすく解説

逓減型(ていげんがた)とは、保険期間中に保険金額が一定の金額、または一定の割合で徐々に減っていく契約タイプを指します。この仕組みは特に「定期保険」で使われることが多く、逓減定期保険とも呼ばれます。 逓減型と逓増型の違い 逓減型の反対は**逓増型(ていぞうがた)**です。 項目 逓減型...
定期保険特約付養老保険とは

定期保険特約付養老保険とは?わかりやすく解説

定期保険特約付養老保険(ていきほけんとくやくつきようろうほけん)**とは、「養老保険」に定期保険の特約(オプション)を組み合わせた保険のことです。 主契約である養老保険は、一定期間の契約期間中に死亡した場合は死亡保険金が、満期まで生存した場合は満期保険金が支払われる「生死混合保険」の代表格です。しかも、満期保険金は死亡保険金と同額になるのが一般的。 ここに「定期保険特約」を付けることで、満期までの期間中により大きな死亡保障を追加できる仕組みになっています。 養老保険と定期保険の基本 養老保険...
定期保険特約付終身保険とは

定期保険特約付終身保険とは?仕組み・特徴・メリット・注意点をわかりやすく解説

定期保険特約付終身保険(ていきほけんとくやくつきしゅうしんほけん)とは、一生涯の保障がある終身保険に、一定期間だけ保障を上乗せできる定期保険特約を組み合わせた生命保険のことです。 ライフステージに応じて「必要な時期だけ手厚い保障を確保したい」というニーズに応える仕組みです。 1. 基本構造 ①...
定期保険特約とは

定期保険特約とは?仕組み・特徴・メリット・注意点をわかりやすく解説

定期保険特約(ていきほけんとくやく)とは、生命保険の主契約に追加できる「定期保険」のオプション(特約)のことです。一定期間だけ死亡や高度障害に対して保障を上乗せでき、掛け捨て型が一般的です。 1. 定期保険特約の基本 主契約と特約の関係 主契約...