流動資産とは

流動資産とは?初心者でもサッと理解できる基礎知識と種類一覧

流動資産は、企業の財務状態を理解するうえで欠かせない基本の概念です。 しかし「現金のこと?」「売掛金と何が違うの?」と疑問に感じる初心者も少なくありません。 本記事では、簿記・会計の実務経験にもとづき、流動資産の意味から主な種類、チェックすべきポイントまでわかりやすく解説します。 流動資産とは 流動資産とは、1年以内に現金化できる資産、または営業サイクル(仕入→製造→販売→回収)で発生する資産のことです。貸借対照表(バランスシート)では左上に表示され、企業の短期的な資金余力を判断する重要な指標になります。 ただし、含まれているからといって、「すぐ現金になる」とは限りません。売掛金は回収リスクがあり、在庫は販売までに時間を要します。これを理解しておくことが、貸借対照表を読み解く第一歩です。 流動資産の主な種類 ●…
旅費交通費とは

旅費交通費とは?交通費との違いや仕訳、税務上のポイントをわかりやすく解説

企業の経理担当者や経営者の方にとって、旅費交通費や交通費は日常業務で頻繁に出てくる勘定科目です。しかし、「旅費交通費」と「交通費」の違いや、仕訳方法、税務上の取り扱いについて正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。 この記事では、旅費交通費の意味、交通費との違い、具体的な仕訳例、税務上の注意点まで、初心者にもわかりやすく解説します。 旅費交通費とは? 旅費交通費とは、出張や転勤、海外渡航など、業務上必要な移動や宿泊にかかる費用を指します。広い範囲の費用や手当が含まれるため、会社の旅費規程に従って計上されます。 具体的な費用例 出張費 新幹線や航空券代 タクシー・レンタカー代…
流動負債とは

流動負債とは?意味や種類、経営指標での活用までわかりやすく解説

企業の経理や財務分析を行う際、「流動負債」という言葉を目にすることは少なくありません。しかし、具体的にどのような意味で、どの勘定科目が含まれるのか、初心者には少し分かりにくい項目です。 この記事では、流動負債の基本から、主要な勘定科目、経営指標での活用方法まで、わかりやすく解説します。経営者や経理担当者、会計初心者の方にも理解しやすい内容です。 流動負債の基本とは? 流動負債とは、企業が日常の営業活動や取引で発生させた債務のうち、貸借対照表日から1年以内に返済義務が到来する負債を指します。 ここで重要なポイントは「1年以内」という点です。これを「ワン・イヤー・ルール」と呼び、1年を超える負債は基本的に固定負債として分類されます。 流動負債に含まれる代表的な項目 流動負債には様々な科目があります。主なものを見てみましょう。 買掛金商品や原材料、サービスの代金を後払いする場合に計上されます。…
利益剰余金とは

利益剰余金とは?マイナスになる理由や仕訳例までわかりやすく解説

企業経営や会計の現場でよく耳にする「利益剰余金」。なんとなく利益をためておくお金だと理解していても、具体的な意味や仕訳、当期純利益との関係は意外とわかりにくいものです。 この記事では、利益剰余金の基本から、マイナスになるケース、配当や処分の仕訳例まで丁寧に解説します。 経理担当者や経営者の方も、ぜひ参考にしてください。 利益剰余金とは? 利益剰余金とは、企業の株主資本の一部で、資本金や資本剰余金を除いた「会社が過去に稼いだ利益の累積」を指します。簡単に言うと、会社が得た利益のうち、社内に残しているお金です。 利益剰余金には以下の内訳があります。 利益準備金(法定準備金):会社法で積み立てが義務付けられているお金。債権者保護のため、配当の一部を必ず積み立てます。 任意積立金:会社が自由に目的を決めて積み立てるお金。設備投資や役員退職金などに備えます。…
連結決算とは

連結決算とは?初心者でもわかる連結財務諸表の作り方と連結修正のポイント

企業グループ全体の経営状況を正確に把握するためには、親会社だけでなく子会社や関連会社の情報も含めた「連結決算」が欠かせません。 連結決算を行うことで、企業グループ全体の財政状態や経営成績、キャッシュフローをひとつの視点で確認できます。 この記事では、連結決算の基本から連結財務諸表の作成手順、連結修正のポイントまで丁寧に解説します。 連結決算とは 連結決算とは、親会社とその子会社、場合によっては関連会社を含めた企業グループ全体をひとつの組織として財務諸表を作成する決算のことです。 通常の個別決算では親会社単体の財務状況しかわかりませんが、連結決算ではグループ全体での正確な業績や財務状況を把握できます。 このとき作成されるのが「連結財務諸表」で、個別財務諸表を単に合算するだけではなく、内部取引の相殺や未実現利益の消去などの「連結修正」が必要です。 連結決算の対象はどこまで?…
連結貸借対照表とは

連結貸借対照表とは?初心者でもわかる基本と作り方のポイント

企業の財務状況を正しく理解するために「連結貸借対照表(れんけつたいしゃくたいしょうひょう)」は重要な資料です。 親会社と子会社を一つの経済単位としてまとめ、グループ全体の資産・負債・純資産の状態を把握することができます。 本記事では、連結貸借対照表の基本、作成方法、全部連結と持分法の違いをわかりやすく解説します。 連結貸借対照表とは 連結貸借対照表は、親会社と子会社の財務情報を合算し、内部取引を消去したうえで作成される財務諸表です。単に親会社と子会社の単独貸借対照表を足し合わせるだけではなく、企業グループ内部での取引や貸付金・売掛金などの重複項目を相殺することが求められます。 また、親会社が支配力を持つ会社は「全部連結」、親会社が影響力を持つ関連会社は「持分法」を用いて連結されます。 全部連結による連結貸借対照表の例 例えば、親会社Aと子会社Bの状況が以下の通りだったとします。…
連結外しとは

連結外しとは?粉飾決算と会計上の注意点をわかりやすく解説

企業の財務情報を正しく理解するうえで「連結決算」は非常に重要です。 しかし、時には意図的に連結決算から子会社や関連会社を除外する「連結外し」という手法が用いられることがあります。 本記事では、連結外しの仕組みや事例、法律・会計上の注意点を初心者でもわかりやすく解説します。 連結外しとは何か? 連結外しとは、本来連結決算の対象となる会社を意図的に外すことを指します。通常、親会社は子会社や関連会社の財務情報を合算して連結決算を作成します。しかし、連結外しを行うと、企業集団全体の実態とは異なる利益や損失を報告できるため、粉飾決算の手法として悪用されることがあります。 たとえば: 業績不振の子会社を意図的に連結対象から外し、親会社の利益をよく見せる 不良在庫を別会社に移して損失を回避する…
連結所得とは

連結所得とは?連結納税制度と法人税の仕組みをわかりやすく解説

企業グループ全体の税務を理解する上で欠かせないのが「連結所得」です。 連結所得とは、連結納税を行う企業集団の課税対象となる所得のことを指し、グループ各社の所得を合算したうえで、連結納税に必要な調整を行って算出されます。 本記事では、連結所得の基本概念や背景、法人税の課税ルールについてわかりやすく解説します。 連結所得とは何か? 連結所得は、単に親会社や子会社の所得を合算するだけではなく、企業集団全体として正しい課税所得を算出するための概念です。連結納税制度と密接に関連しており、親会社がグループ全体を代表して法人税を申告・納税します。 簡単に言えば、「企業グループ全体の利益を1つにまとめた課税所得」が連結所得です。連結所得を算出することで、グループ内の取引による利益の二重計上を防ぎ、税務上の公平性を保つことができます。 連結所得の背景と導入の経緯 日本で連結所得が注目されるようになった背景には、企業グループの経済的一体性や海外との競争力向上があります。…
連結決算とは

連結決算とは?連結財務諸表の作成手順と連結修正をわかりやすく解説

企業グループ全体の財務状況や経営成績を正確に把握するためには、単体の財務諸表だけでは不十分です。そこで必要になるのが連結決算です。この記事では、連結決算の仕組みや手順、連結財務諸表の作り方、そして連結修正のポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。 連結決算を理解すると、親会社・子会社の取引を整理でき、企業グループ全体の業績を正しく把握できます。実務での注意点も押さえて、正確な財務情報の作成に役立てましょう。 連結決算とは 連結決算とは、親会社と子会社、関連会社を含む企業グループ全体をひとつの組織とみなして行う決算のことです。個別財務諸表を単純に合算するだけでは、親子間取引などが二重計上される可能性があります。そのため、連結修正を行い、正しい財務状況を反映した連結財務諸表を作成します。 連結決算の対象はどこまで? 連結決算の対象となるのは子会社のうち、重要性が高い会社です。子会社かどうかは以下で判断されます。 議決権の50%超を保有している 議決権の40~50%を保有し、一定の条件で議決権行使が可能…
リース料とは

リース料とは?リース取引のメリット・デメリットと経理処理をわかりやすく解説

企業が設備や機械を導入する際、「購入」と「リース」という選択肢があります。 リース取引は、初期費用を抑えつつ設備を利用できる便利な方法ですが、注意点や経理処理の違いも存在します。 本記事では、リース料の仕組みやメリット・デメリット、経理上の扱いをわかりやすく解説します。 リース取引とは? リース取引とは、リース会社など貸手から機械や設備などの物件を賃貸借する取引のことです。一見レンタルに似ていますが、レンタルとは異なります。 レンタル:貸手がすでに所有する物件を不特定多数に貸す リース:貸手が借手の要望に応じて物件を購入し、借手に貸す つまり、リースは「物件の貸借」というよりも「金銭的な貸借」に近い性質を持っています。…