EPS(1株当たり純利益)とは?

EPS(1株当たり純利益)とは?意味・計算方法・FXトレーダーにも役立つ見方を解説

株式投資や企業分析をしていると、必ずと言っていいほど目にする指標がEPS(1株当たり純利益)です。
一見すると株式投資専用の指標に思えますが、実はFXトレーダーにとっても無関係ではありません

この記事では、

  • EPSの基本的な意味

  • 計算方法

  • 株価や為替相場との関係

  • FX取引でどう活かせるのか

を、初心者にもわかりやすく解説していきます。

EPS(1株当たり純利益)とは?

EPSとは
Earnings Per Share(イーピーエス)の略で、
1株あたり、どれだけの利益を企業が生み出したか」を示す指標です。

計算式はとてもシンプルです。

EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数

たとえば、

  • 当期純利益:100億円

  • 発行済株式数:1億株

の場合、

👉 EPSは100円となります。

これは「1株あたり100円の利益を出した企業」という意味です。

なぜEPSが重要なのか?

① 企業の「稼ぐ力」を比較しやすい

単純な利益額だけでは、企業の規模が違うと比較ができません。
EPSは1株あたりに換算することで、

  • 大企業

  • 中小企業

を同じ土俵で比較できる指標になります。

② 株価評価(PER)とセットで使われる

EPSは、**PER(株価収益率)**の計算にも使われます。

PER = 株価 ÷ EPS

このため、EPSは
「株価が割高か、割安か」
を判断する土台となる重要な数字です。

EPSが伸びると何が起こりやすい?

一般的に、

  • EPSが継続的に増加

  • 将来のEPS成長が期待できる

企業は、株価が上昇しやすい傾向があります。

具体例

  • 決算でEPSが市場予想を上回る

  • 業績見通しが上方修正される

👇
株価上昇
👇
株式市場全体がリスクオン
👇
円安・外貨高(FX相場に影響)

この流れは、FXトレーダーにとっても重要です。

FXトレーダーがEPSを意識すべき理由

「FXなのに株の指標?」と思うかもしれませんが、
為替市場と株式市場は密接につながっています

① 株高=リスクオン=円安になりやすい

EPSの改善
→ 株価上昇
→ 投資家がリスクを取りやすくなる
→ 円売り・外貨買いが進みやすい

特に、

  • 米国企業のEPS

  • S&P500構成銘柄の決算

は、USD/JPY(ドル円)に影響を与えることが多いです。

② 米国EPSはドルの方向性を左右する

米国企業のEPSが好調
👉 米景気は強い
👉 FRBの利下げ観測後退
👉 ドル高要因

FX初心者の方は、
米国の決算シーズン=ドルが動きやすい
と覚えておくと実戦で役立ちます。

EPSを見るときの注意点

① 一時的な利益でEPSが膨らむこともある

  • 不動産売却

  • 特別利益

など、一過性の要因でEPSが高くなるケースもあります。

👉 本業の利益(営業利益)とセットで確認しましょう。

② 発行済株式数の増減に注意

  • 増資

  • 新株発行

があると、利益が同じでもEPSは下がります

EPSを見るときは、
「利益が増えたのか?」
「株数が変わっただけなのか?」
を分けて考えることが大切です。

FX初心者向け:実践的な活用シーン

シチュエーション例(ドル円)

  • 米主要企業のEPSが市場予想を大きく上回る

  • 米株価指数が上昇

  • 米金利も下がりにくい状況

👉 ドル円の押し目買いを検討

このように、EPSは
ファンダメンタルズ分析の材料のひとつとして
FX取引にも活かせます。

まとめ|EPSは株だけでなくFXにも役立つ指標

EPS(1株当たり純利益)は、

  • 企業の収益力を示す重要指標

  • 株価や市場心理に大きく影響

  • 為替相場(特にドル円)にも波及する

という特徴があります。

FX初心者の方も、
「EPSが良い=株高=円安になりやすい」
という基本の流れを押さえておくと、
相場全体を立体的に見る力が身についてきます。

こちらもご覧ください

EV(企業価値)とは?意味・計算方法・FXトレーダーにも重要な理由をわかりやすく解説

Visited 5 times, 1 visit(s) today